雨の中を図書館へ向かう

雨降り猫

図書館へ行こう! 

図書館にはお世話になってます

それは2月のとある土曜日のことだった。
セミリタイア生活になってからというもの、わたしはだいたい一週間に一度のペースで図書館に通っている。

図書館のサイトで読みたい本を予約しているので、借りている本を返却しがてら、予約本を受け取るのだ。しかしそれにしても地元の図書館は予約できる冊数が少ないのが難点だ。5冊までだもんなあ。他へ貸出中の本(つまり順番待ち)を予約してしまうと、すぐ借りられる本の予約冊数が少なくなってしまう。ネットでの予約じゃないと、他館にある本を借りることができない。(いや、図書館のカウンターでもできるんだろうけれど、ほら、ネットのほうが便利だから)

貸出中の本を予約の中に何冊入れるかでけっこう悩む。
贅沢は言わないが、せめて予約できる本を10冊にしてもらえないだろうか。なんとかお願いしますよ、地元の図書館さん。

ちょっと話がずれた。
本の貸出期間は15日間だし、貸出冊数に制限はないようだが、わたしは3冊か4冊借りて週一で通うというペースが合っているのでそうしている。

そして通うのはだいたいが週末の土曜日だ。
図書館へ行き、帰りにスーパーで買い物をするというのがいつものパターンだ。

朝から雨。しかしわたしは行く

雨か! だが行く

そしてその週の土曜日も当然そうするつもりだった。
天気予報を見たときから困ったなと思っていたのだが、予報どおり、土曜日は朝から雨だった。そしてわりと本降りだった。

こと図書館に行くという予定に限り、雨だからやめようという発想はわたしにはない。
土砂降りでもない限り、わたしは行くのだ、図書館へ。

車は持っていないので、雨で自転車が使えないのなら、歩いて行くしかない。
図書館までは徒歩で片道25分から30分というところか。

本をビニール素材の厚手の袋で厳重に包むのを忘れてはいけない。濡らすわけにはいかないからね。
買い物用の袋も持ち、さあ出かけよう。

足元はいつもウォーキングのときに履いているスニーカーにした。
雨の中を傘を差して颯爽とでかける。
雨が斜め方向から降っているので、傘を差す位置を調整する。

しばらく歩いているうちに、わたしは足元の違和感に気づいた。
スニーカーがかなりへたれているのには気づいていた。ウォーキングのときに、靴底がすり減っている感触があったので、そろそろ買い換えなきゃいけないかと思っていたのだ。

思っていたが買っていなかったのは、わたしが面倒くさがりだからだ。
で、だ。スニーカーの中に、雨がじんわりとしみている気がするのだ。
気がするじゃないよ、しみているよ、雨が。靴の中が濡れているよ。

これは靴底かその周辺に穴があいているのじゃなかろうか。
そこまでへたっていたのか。どうりでウォーキングのときに、いいかげん歩きにくいなあとか、走っているときに足にひびくなあとか、地面の感触をダイレクトに感じるなあとか思っていたんだ。

もっと早くに買い換えておくべきだったか。
足元の気持ち悪さを我慢しながら歩く。水たまりになっている場所は可能な限り避けていく。
走って行く車が水をはね飛ばしたりするので、それも必死で避ける。

うう、靴下がどんどん濡れていくよ、気持ち悪い。
気持ち悪さに耐えながら、わたしは図書館を目指して歩いて行く。
ようやく図書館にたどりついたときには、達成感を感じた。

靴の中が気持ち悪いよ

ようやく本をゲット。ああ、達成感

借りていた本を返却し、(当然だが本は濡らしていない。濡れているのは自分の体だけだ)予約した本を受け取る。今回は4冊だ。これを借りるために頑張ったんだ。借りた本を厚手のビニール袋で厳重に包み、さらに別の袋に入れる。

その後はスーパーに立ち寄って買い物をすませた。
片方の肩にバッグと本を入れた袋、もう片方の肩に買い物用の袋を下げて集合住宅まで戻る。

雨は相変わらず斜めから降っていた。靴の中はもうぐちゃぐちゃだ。
ジーンズの裾も思いきり濡れている。

部屋に戻り、廊下にバッグや買い物用の袋を置いたあと、すぐに靴下を脱いで洗濯カゴに放りこんだ。足がすっかり冷えていた。うう、2月の雨は冷たかったよ。

こうしてその週のわたしの図書館通いは無事に終わったわけだ。
その日借りた本はまるで戦果のように思えたものだ。

その日の夜、わたしが楽○でスニーカーをポチったことは、まあ、おまけだ。

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