わたしがダッシュをする理由

走る猫

実はトイレが近いんです

ホント、大変なんですよ

自慢にはならないがトイレが近い。ぶっちゃければ頻尿というやつだ。
外出するときは常に洗面所の場所をチェックするし、すぐ行けるところに洗面所がないとたまらなく不安になる。

致命的な方向音痴ではあるが、たとえば商業ビル内などでは洗面所へは本能(というか、案内板)でたどりつける。洗面所から元の場所に戻るのは一苦労だが。

夜はたいてい一度はトイレへ行くために起きる。
今の部屋に住むようになって数年は、夏場以外はロフトに布団を敷いて寝ていたのだが、そしてそうすると部屋を広く使うことができてよかったのだが、現在は部屋にマットレスを置いて寝ている。

高さが3メートルはあろうかというはしごを使ってロフトの上り下りをするのが面倒になったというのもあるが、夜中にトイレに行くために寝ぼけてはしごを下りるのが恐いというのが大きい。

遠出をするのがおっくうなのも、キャンプなどの外遊びにあまり興味がないのも、このトイレ問題が大きい。
すぐ行けるところにトイレがない、イコール、わたしには安心できない場所、なのだ。

タイミングに気を遣う

これでなにが困るかというと、一定時間拘束される、あるいは動きが取れないときだ。
例えば映画館だ。だいたいの映画は2時間ていどの上映時間だろう。
始まる寸前と、見終わってすぐに洗面所に駆け込むことになる。

上映している途中で席を立つような真似はしたくないから、このタイミングには非常に気を遣う。
映画を見ているときに物を食べたり飲んだりしないのは、その習慣がないからというのもあるが、うっかりドリンクを飲んでトイレに行きたくなったら困るというのもある。

映画ならこれでなんとかしのげるとして、もっと困るのが舞台を観にいくときだ。
だいたいの舞台は、前半1時間半、休憩20、30分、後半1時間半という流れになる。

最初から最後までトイレタイムなしでしのぐのはわたしには不可能だ。
上演中に席を立つのは絶対に避けたい。そうなると、休憩時間に洗面所へ行くことになる。

たとえば博多座の女性用洗面所などはかなり広い。休憩時間に女性が洗面所に殺到しても、列が流れるように進んでいく。休憩時間はトイレコンシェルジュ(?)のような女性スタッフもいて、あちらへどうぞ、こちらへどうぞ、と洗面所内で誘導してくれる。

そしてわたしはダッシュする

客席が明るくなったら急げ!

某劇場だとちょっと困る。有名どころのミュージカルを上演している劇場なので、今まで何度も足を運んだが、この劇場は、あまり女性用の洗面所が広くない。
たしか合間の休憩時間も20分ほどと短めではなかったろうか。

そうなると、休憩時間に女性が洗面所に殺到し、長い長い列ができる。洗面所から出て、廊下を渡って階段の上まで列が続いている。
列の最後尾の人は休憩時間が終わるまでに洗面所にたどり着くのだろうかと余計な心配をするくらいだ。
そしてそれがわかっている人は、休憩時間になると洗面所にダッシュする。

そうです、客席に電気が点き、休憩のアナウンスが流れるやいなや席を立って小走りに移動しているのは洗面所へ行くためなのです。
小走り仲間が四方から合流する中、流れに負けまいとダッシュしているのです。

わたしだって前半の舞台の余韻に浸りたい。同行した友人と舞台の感想を語り合いたい。
しかし、だがしかし、後半の舞台を心置きなく楽しむためにも、このダッシュは欠かすことができないのです。
沖端もこう見えていろいろと大変なんですよ、実のところ。

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