会社勤めをしている夢を見る

戦う女性

会社勤めをしている夢を見る

長年会社員をしていたが、早期退職をした。理由はいろいろとあるが、まあそれは今回は割愛しよう。
会社を辞めてすでに数年が経つ。現在は短時間の仕事をしているという、いわばセミリタイア生活だ。

話はころりと変わるが、以前にも何度か書いたが、わたしはあまり夢見がよろしくない。眠りが浅いのか、夢をわりあいによく見るほうなのだが、悪夢率がけっこう高い。
ひところは悪夢率のあまりの高さと内容のエグさに、夜眠るのが恐かったくらいだ。

最近ではそこまでの悪夢はあまり見なくなったのだが、それなら楽しい夢を見るようになったのかといえばそんなことはまったくない。
最近多いのは、会社勤めをしている夢だ。夢の中ではわたしはまだ会社員なのだ。
それだけ書けば、会社員に未練があるのか、実は会社員に戻りたいのではないのかと思いそうな気もするが、内容を考えたらそうともいえない。

だってきつい夢がほとんどなのだ。
時間に追われて必死で仕事をしている夢とか、おっかない上司にがんがんにやられている夢とか、気の合わない同僚にちくちく嫌みをいわれている夢とか。

やってもやっても仕事が終わらなくてパニックになっている夢とかもあったな。
目が覚めた後に、ああ夢だったと気づいてどっと疲れそうなものばかりだ。

夢の中でいつもいっぱいいっぱい

なぜかいつも慌てている

仲のいい同僚だってもちろんいたし、なんなら今でも友人づきあいしているし、楽しいことだっていっぱいあった。いい思い出もある。
なのに夢にはそんなこと出てこないのだ。

夢の中のわたしはいつも焦っていて、いっぱいいっぱいなのだ。
なぜこんな夢ばかり見るのか、と考えて、思い出したことがあった。

現役の会社員だった頃にも、わたしは会社の夢を見ることが多かった。そして夢の中で、わたしはいつもパニクっていた。夢の中のわたしはいつも忙しく慌てているか、うまくいかずに落ちこんでいるか、心ない言葉にムカついているかなのだ。

目覚めたときに、これから仕事だってのに、とげんなりする夢ばかりだった。
なんということでしょう。わたしの夢には負の部分が多いじゃありませんか。

悪夢率が高かったことといい、基本的に夢見がよろしくないことといい、わたしは夢にわたしの中の闇の部分でも反映させているのだろうか。
いやまて、こう書くとわたしという人間が闇の部分が多い人間のようではないか。

どうせなら楽しい夢希望

どうせ見るなら楽しい夢を

自慢ではないが友人からは人畜無害といわれ、性格は温厚を自認していて怒りの沸点は高いし、ウォーキングをすれば観光客に道を聞かれるというわたしなのだ。
社会の片隅でひっそりとけなげに生きている人間なのだよ。

明るい性格かと問われればちょっと返答に困るし、暗い部分があるのは否定しないが、だからといって闇が多いって、あなた。わたしにそれはないでしょうよ。

ああ、だんだん自分でもなにをいっているかわからなくなってきた。
えーと、なにがいいたいんだっけか。

そうそう、だから会社勤めをしている夢をいまだによく見るという話だ。
いったいいつまでこの手の夢を見続けるのだろうか。
そのうち見なくなるものだろうか。

いやしかし、考えてみれば学生時代の夢もいまだに見るしな。
教室の中に会社員の頃の同僚が何人もいて、一緒に授業を受けているという、会社員と学生がごっちゃになった夢も見る。

昔の記憶というのは、普段は頭の奥に隠れているのに、眠るとぷかりと表に浮き上がってくるのだろうか。そうして夢の中に表れるのだろうか。

そうだとしたら、いつまでも以前のことを夢に見るのはしかたのないことなのだろうか。
そうならそうで、もうちょっと楽しくて面白いことが浮き上がってくればいいのに。
そうしたらもっとネタにしやすいのに。おっと本音が。

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