図書館レンタルループ
終わらないループ
図書館には大変にお世話になっている。いつからレンタルループ状態になっているか自分でもわからないくらいだ。
現在では週に1回のペースで図書館に通い、⒌冊から8冊の本を返しては借りるを繰り返しているわけだが、当分はこの状態が続くことだろう。
さて、そんな風に図書館を頻繁に利用しているわけだが、今回はそんな図書館利用での「あるある」を書いていきたいと思う。
1.以前に借りた本をまた借りてしまう
読んだことがあるか真剣に悩む
気になる本を見つけたときに、その本を以前に読んだことがあるかどうかわからなくなることがある。
これが新刊なら確実に未読だとわかるからいいとして(いや新刊の場合も、文庫だったりすると単行本のときに読んだかどうかと悩んでしまう)出版されて何年も経っている本だとわからない。
シリーズ物だとどこまで読んだかわからなくなったりする。
本の案内のところにあらすじが書いてあるのだが、それを読んでもわからない。
たぶんまだ読んでいないだろうという判断のもと本を借りるのだが、手元に本が届いて、さてと読み始めてから、これは以前に読んだことがある、と気づくことになってしまう。
こんなときに密林みたいに「これは以前に購入したことがあります」的なお知らせがあったらなあと思ってしまう。(あれ便利だよね。とても助かる)
読んだことがある本をその後どうするかだが、読んだのが何年も前だとだいたい内容を忘れているので、改めて読み直すのがたいていだ。
ところどころ覚えているフレーズやエピソードがあり、そうそう、こんなだったと思い出す。
また借りちゃった、と思うのだが、まあこれはこれで楽しめるのでいいとしよう。
2.人が借りている本が気になる
あなたが読んでいる本が気になるのです
本好きあるあるでもあると思うのだが、人が読んでいる本がとても気になる。
図書館には定期的に新刊が入ってくるが、わたしはこれをマメにチェックしている。
新刊だと特に、すでに貸出済みだったり予約済みだったりする本が多い。
本によっては入荷早々10人くらい予約が入っていたりする。
しかしこれは待ち人数としては少ないほうだろう。会社員時代、隣の市の図書館でよく本を借りていたのだが、図書館の規模が地元よりも大きく、となると借りる人数も多く、賞を取ったような人気の本は100人待ちだったりした。この本はいったいいつ回ってくるのだろうと思いながら予約していたものだ。
そんな風に予約待ちの本があると、それがまったく知らない作家の本であっても気になる。内容の確認をし、あらすじが面白そうだと自分も読んでみたいとなり、予約する。
読んで実際に面白く感じるかどうかは読んでみるまでわからないわけだが、このちょっと賭けのような感じが、またいい。
図書館で本を借りると「返却期限票」と書かれたレシート状のものが一緒に渡される。
票には借りた本のタイトルや返却期限が印刷されている。
わたしはこの票をはずして返却しているし、もし本の間に票を挟んで返却する人がいても、図書館のスタッフがはずしている。
だが、まれにこの票が借りた本の間に残っていることがある。どうやらスタッフがチェックするときにはずし忘れたらしい。
借りた本の間にこの票を見つけたときに、わたしはすごく気になってしまう。
以前に誰かが同じ本を借りていた。同じ本を借りるくらいだから、わたしと本の好みが似ているのだろう。
票には一緒に借りたらしい他の本のタイトルも印刷されている。
そうなるとわたしは「他の本」がどんな本なのか気になってしかたなくなる。
思わずその本を検索してしまい、あらすじが面白そうだと自分も予約してしまう。
そうやって借りた本が何冊もある。知らない本を教えてくれてありがとう、という気分になってしまう。
図書館のスタッフは、票をはずし損なってミスったと思うかもしれないが、わたしは思わぬラッキーを拾った気持ちになるのだ。
3.図書館で姪っ子が仕事をしている
姪っ子は司書をしている。幼い頃から本好きで、子どもの頃から大学生になるまで、しょっちゅうわたしの実家(姪っ子にとっては母親の実家)というかわたしの部屋に入り浸っていた。
目当てはわたしの本棚で、わたしの部屋に入り浸っていたから本好きなのか、本好きだからわたしの部屋に入り浸っていたのかよくわからないが、まあ鶏と卵の関係だろう。
そんな姪っ子が長じて司書という職業を選んだのは、必然というか天職というものだろう。
司書のシステムはよくわからないが、姪っ子の場合は地元の図書館の本館や分館を回っているようで、図書館に行ったときにたまに顔を合わせる。
顔を合わせても相手は仕事中なわけで特におしゃべりをするわけでもないのだが、ちょっと手を挙げて挨拶をしたりする。
そんな姪っ子だが、彼女はかなり小柄で童顔だ。とっくの昔に成人になっているのだが、いつ見ても、いつまでたっても高校生のような顔をしている。化粧っ気はまったくないすっぴんだ。
姪っ子のようなのを合法ロ○……、げほげほっ、まあとにかく。
おかしな趣味のヤツに狙われないといいけど、とオバとしては心配している。
え、それは図書館あるあるとは言わないだろうって?
ネタがちょっと足りな、いやいや、わたしにとっては図書館あるあるなのですよ、まったくのところ。そういうわけなので、よろしく。
図書館あるあるおまけ。
そのうち読もうと図書館サイトの自分のページの「お気に入り」の項目に入れていたのと同じ本を自分の部屋の本棚で見つけてしまう。
これは図書館あるあるというより本棚整理あるあるかもしれない。
ええまさに今日そんな体験をしました。ちょっとびっくりしました。買っとったんかい。
自分の部屋の本棚に未読の本が3桁あると時にはこんなことが起きてしまうものだ。
え、なぜ自分の本の未読が3桁もあるのにせっせと図書館で本を借りるのか、先に自分の本を読めばいいのにとか言いましたか。
それは、ほら、あれだ。本好きにはよくあることだというか、期限があるほうが本を読むのがはかどるというか。
期限がない自分の本はつい後回しになるというか。
そんなものです。すいません、突っ込まないでください。