ウォーキングで体は変わるか。その前に続くのか

ウォーキングする女性

体が膨張している

体がヤバいです

大変ヤバいことになっている。なにかといえば、わたしの体だ。
年を取るごとに、じわりじわりと体重が増えている。

いやたしか、会社員をしていた頃はここまでではなかったはずだ。会社員の頃はMサイズだったんだ、わたしは。
会社を辞めてはや数年。セミリタイア生活になって仕事時間がかなり短くなったからか、それともストレスが減ったからか。わたしの体は少しずつ膨張している。

恐いのであまり書きたくはないが、現在の体重はわたしの人生でマックスだ。
クローゼットの中の服が着られなくなってきた。特にタイトスカート。
うっかりネットでタイトスカートを買ったらそれも穿くことができない。いや穿くには穿けるのだが、あまりにもぱつんぱつんでお腹ぽっこりなのだ。

スカートを穿いた姿を鏡で見たらちょっと泣きそうになった。
いわんやお風呂上がりの姿を見ようものならため息しか出ない。

この体はなんとかしなければ、とかなり遅いだろうが、わたしは思うに至った。
ところでわたしはスイーツが好きだ。1日の終わり、夕食後に食べるお菓子を楽しみにしている。こればかりは止めることができない。我慢は続かない。

お菓子の我慢ができないなら、あとは運動を頑張るしかないだろう。
それまでもウォーキングはしていたが、さほど熱心ではなかった。せいぜい週に1、2回、小一時間歩いているだけだった。やれ暑いの寒いの疲れたのでサボっていた。

結果どうかというと、わたしの体重は一向に減る気配はなく、腹回りが締まる気配もなく、逆にじわりと増えていく。
このままでは中年太り一直線だ。ここで歯止めをかけなくては。
そしてネットで買ったタイトなスカートを穿ける体になるのだ。

ウォーキングを頑張ろう

わたしはウォーキングに精を出すことにした。
週に4、5回は歩くことにした。休日は1日に2回歩いたりもする。小一時間歩いているだけだとしても、それなりの運動量ではないだろうか。

途中ちょっとジョギングしたりもしているし。ほんの数百メートルくらいだけど。
そうやってわたしなりに頑張ってウォーキングをしているというのに。
ああなんということでしょう。一向に体重に反映しないではありませんか。

お風呂上がりに毎日体重を計っているのだが、数値に変化が見られない。
いや変化はしている。グラム単位で変わってはいる。だが減っていない。200グラム減ったと思って喜んだら、次の日には400グラム増えている。同じように歩いているのに。

こんなにウォーキングを頑張っている(わたしなりに)のに、なぜ体重が増えるのだ。
わたしは変化する体重に、一喜一憂、というか、二喜四憂しているのだ。

毎日ヘルスメーターに乗るたびにちょっと喜んだり、うんと嘆いたりする。
そんな日々が続くとなにやら疲れてくる。ウォーキングの効果を怪しんだりしてしまう。

ウォーキングで体重を減らすことはできないのだろうか。
いわんや筋肉が増えたり、体が引き締まったりはしないのか。

いかん、このままではウォーキングのモチベーションが下がってしまう。
他に運動らしい運動はなにもしていないのだから、ウォーキングすら止めてしまったら運動不足まっしぐら、体重増加へもまっしぐらだ。

この万歩計はいいかもしれない

これはいいんじゃないですか

そんなときだ。好きな作家さんのエッセイを読んでいたのだが。
その人も散歩を日課にしているそうなのだが、散歩をしているときに万歩計を持っているという。

その万歩計というのが、伊能忠敬万歩計らしい。伊能忠敬の弟子(?)になって、歩きながら日本地図を作っていく、つまり自分の歩いた距離によって日本地図ができあがっていくという、ゲーム要素を取り入れたものらしいのだ。

これはいい、とわたしは思った。とても良さそうだ。
これなら楽しくウォーキングができるのではないだろうか。

いや待て、よく考えろ、ともう1人のわたしが言う。
おまえは熱しやすく冷めやすいところがある。もちろん自覚している。万歩計を買ったところでどこまで活用するかはわからないだろう。

ヘタをすればせっかく万歩計を買ってもパッケージも開けずに、あるいはパッケージを開けたはいいが、設定をするのを面倒がって、はたまた設定まで頑張ったしたとしても、毎日持ち歩くのが煩わしくなって、そのあたりに放りだしてしまうことになるのではないか。

うーむ、とてもありえそうだ。
だがしかし、ただ歩いているだけなことにちょっとばかり飽きてきたのも事実なのだ。

ここいらあたりでテコ入れが必要かもしれないと思っていたのだ。
テコとして万歩計というのは、それも普通の万歩計ではなく、ゲーム要素がある万歩計というのはいいアイテムじゃないだろうか。

沖端は伊能忠敬万歩計を入手するのか、それとも買うのをやめるのか、待て、次号(?)。

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