ヘタれエッセイ

それはわたし編

未知の扉をくぐった日

沖端朝日のヘタれなエッセイ。ある日駅ビルの書店で本を眺めていたら、猛烈にお腹が痛くなってきた。慌ててフロアの端にある洗面所に飛び込む。わたしは己の犯した間違いにまったく気がついていなかった。沖端朝日が腹痛に耐えているうちに未知の扉をくぐってしまった話
ヘタれエッセイ

後輩女子のマネージャーをした話

沖端朝日のヘタれなエッセイ。後輩女子にとてもきれいな子がいた。地元のタウン誌の表紙に載っているのが一般の女性だと知り、後輩女子に勧めた。OKをもらうと、張り切って応募した。後輩女子が表紙になったタウン誌を見たときはマネージャーの喜びはこんな感じかと思った。
それはわたし編

怖い夢とぬいぐるみ

沖端朝日のヘタれなエッセイ。怖い夢を見るのは今に始まったことではない。今日もわたしは怖い夢を見て目を覚ました。まだ実家に住んでいた頃、頻繁に怖い夢を見て疲れていたわたしは、大きな馬のぬいぐるみを抱いて寝ていた。あの頃のように、ぬいぐるみを抱いて寝たらぐっすり眠れるだろうか。
それはわたし編

愛猫がいつまでもケンカする話

沖端朝日のヘタれなエッセイ。実家にはわたしが愛してやまないオスのトラ猫がいた。彼は何度もケンカをして怪我して帰ってくる。一体何回動物病院に飛びこんだだろう。彼もたいがい年を取ったが、いつまでもケンカをやめない。ので、時にはこんこんと説教をすることになる。
それはわたし編

トモとの約束

沖端朝日のヘタれなエッセイ。沖端朝日は、友人トモと約束を交わした。トモはきらめくような文章を綴る人だった。なにかとやらかしてくれる子ではあったが、わたしはトモにとても惹かれていた。ある日トモとわたしが交わして、そしてまだ果たせていない約束の話
それはわたし編

カナは見た目詐欺

沖端朝日のヘタれなエッセイ。友人カナは黙って立っていれば美人だ。だがしかし、カナは黙って立っていずに、夜中にサダコになってクモ歩きをする。ヤバそうな男子に好かれたりもするが、しかし彼は知らないだろう、カナの子どもの頃の強烈なエピソードを。カナは見た目詐欺な話。
ヘタれエッセイ

羮(あつもの)に懲りて膾(なます)を吹く

「羮に懲りて膾を吹く」のことわざを実例を含めて紹介します。実例があるからわかりやすいね! 歯科医院で治療を受けるときは、ハンカチと一緒にリップクリームも持っている。うがいをするたびにわたしは唇にリップクリームを塗り直す。昔の痛い記憶がわたしをそうさせるのだ。
それはわたし編

集合住宅で火災報知器が鳴ること

沖端朝日のヘタれなエッセイ。休日の昼下がりのこと、集合住宅でけたたましく火災報知器が鳴る。あたふたするも同じ階の住人が部屋の外に出てくる気配はない。え、この階は誰もいないの? 右往左往しているうちに別の階の住人が顔を出す。鳴り止まない警報器を相手に住人たちで悪戦苦闘する話。
ヘタれエッセイ

一番の珍客は誰だろう

沖端朝日のヘタれなエッセイ。会社を訪問した、一期一会の珍客たちの話。会社を病院と間違えて診察券を出した人の話。バスの営業所と間違えて忘れ物を探しに来た人の話。事件の目撃者を探しに来た刑事の話。そして川から訪れたのはおそらく一番の珍客。
それはわたし編

あなたには小学生の子どもがいるのかと聞かれる日

沖端朝日のヘタれなエッセイ。職場近くには、利用するのにとても便利な図書館がある。今日もわたしは予約した本を受け取るためにその図書館へ足を向けた。興味がおもむくままにいろいろな本を読んでいるだけだが、図書館のスタッフは、わたしが予約した本とわたしを見比べて怪訝な顔をする。
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