それはわたし編

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愛猫がいつまでもケンカする話

沖端朝日のヘタれなエッセイ。実家にはわたしが愛してやまないオスのトラ猫がいた。彼は何度もケンカをして怪我して帰ってくる。一体何回動物病院に飛びこんだだろう。彼もたいがい年を取ったが、いつまでもケンカをやめない。ので、時にはこんこんと説教をすることになる。
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トモとの約束

沖端朝日のヘタれなエッセイ。沖端朝日は、友人トモと約束を交わした。トモはきらめくような文章を綴る人だった。なにかとやらかしてくれる子ではあったが、わたしはトモにとても惹かれていた。ある日トモとわたしが交わして、そしてまだ果たせていない約束の話
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カナは見た目詐欺

沖端朝日のヘタれなエッセイ。友人カナは黙って立っていれば美人だ。だがしかし、カナは黙って立っていずに、夜中にサダコになってクモ歩きをする。ヤバそうな男子に好かれたりもするが、しかし彼は知らないだろう、カナの子どもの頃の強烈なエピソードを。カナは見た目詐欺な話。
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集合住宅で火災報知器が鳴ること

沖端朝日のヘタれなエッセイ。休日の昼下がりのこと、集合住宅でけたたましく火災報知器が鳴る。あたふたするも同じ階の住人が部屋の外に出てくる気配はない。え、この階は誰もいないの? 右往左往しているうちに別の階の住人が顔を出す。鳴り止まない警報器を相手に住人たちで悪戦苦闘する話。
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あなたには小学生の子どもがいるのかと聞かれる日

沖端朝日のヘタれなエッセイ。職場近くには、利用するのにとても便利な図書館がある。今日もわたしは予約した本を受け取るためにその図書館へ足を向けた。興味がおもむくままにいろいろな本を読んでいるだけだが、図書館のスタッフは、わたしが予約した本とわたしを見比べて怪訝な顔をする。
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逃げたり焦ったりする夢を見た

沖端朝日のヘタれなエッセイ。夢見が悪いのは今に始まったことではない。ある日、火に取り囲まれて逃げまどう夢を見た。化け物から必死に逃げ周り、焦って飛び起きる。ああ、夢だ。次の夢ではトイレを探して焦っている。イケメンに案内されるのはとんでもないトイレばかり。
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サダコがきっと来る

沖端朝日のヘタれなエッセイ。友人カナは黙って立っていれば美人なのに、なぜかそうしない『残念な美人』だ。ある日カナの家にお泊まりに行った。お風呂を使ったあとでカナの部屋に戻ったら、なぜか真っ暗な部屋にいたのは、白いワンピースを身に着けた『サダコ』だった。
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オイツー

沖端朝日のヘタれなエッセイ。2番目の甥(オイツー)とは、彼が中学生の頃から同居している。オイツーは若い男子特有のことをいろいろとやらかしてくれる。おかげでわたしは当時よく怒っていた。今日もオイツーは彼女を連れてきているよう。それを知らずに母がオイツーの部屋に突然入ってしまった。
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わたしが家から出ない理由

沖端朝日のヘタれなエッセイ。休日の今日はとても天気がいい。だがわたしは家から出ることはない。理由はある。始まりは1本の電話だ。見覚えのない番号から電話がかかってきて、2回はスルーした。しかし3回目の今日、さすがに気になって電話に出た。電話の相手がわたしに言った言葉は。
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ゾエとういちゃん

沖端朝日のヘタれなエッセイ。沖端にはゾエという、さまざまな武勇伝を持つ友人がいる。武勇伝は主に酒に関するものだ。そんなゾエにはういちゃんという可愛い妹がいる。ういちゃんは今日もゾエをひきずりながら姉の世話をしている。
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