
それはわたしへの冬の使い

くる、きっとくる
街にサンタの姿が現れるようになる頃、それはわたしにとって冬の使いが訪れる頃でもある。
使いの名前はしもやけ、そう、手足の指にできる、あれだ。
子どもの頃からしもやけはひどかったように思う。
小さい頃は、手のしもやけがひどかった。しもやけというより、あかぎれだ。
手の甲にびしびしとひびが入って、そこから血膿が出てくる。今思い出しても悲惨な手をしていた。
あんなに手のあかぎれがひどかったのはわたし以外には『おしん』くらいしか知らないぞ。(ちょっとイメージで書いています)
子どもの頃は、母に手を差し出して、薬を塗りこんでもらっていた記憶がある。
大人になるにつれて手にはしもやけができなくなった。
足の指にもできるんだよ、これが
が、足の指にはいまだにしもやけができる。
九州在住だろうとできるものはできるのだ。
誰でもできるものだと思っていたのだが、会社で「しもやけが痛痒い」という話をしたら、しもやけができるのかと驚かれたりする。
え、他の人はできないの? しもやけができる派って少数派?
だいたい足先は冷えやすい。湯船で充分温まってしっかり足先のマッサージをしても、髪を乾かし終える頃にはもう足の指は冷え冷えだ。
会社勤めをしていた頃は、1年のうちの3分の2以上は大判の膝掛けを使っていた。
それでも冬は足首から先がじんじんと冷える。仕事中は小さい電気ストーブを買って足元に置こうかと思ったこともあったが、会社がわりとブレーカーが落ちやすかったので断念した。
わたしが電気ストーブを使ったせいで社員のパソコンの電源が落ちたらいたたまれない。
考えた結果、湯たんぽを足の下に敷くことにした。これはかなりよかった。
熱めのお湯さえ入れておけば数時間は温かい。朝、仕事が始まる前にお湯を入れ、午後の仕事が始まる前に再度お湯を入れ換えて使っていた。
それでもやはりできる

やっぱりできる
かなり気をつけているつもりだが、それでも12月の半ばになる頃には足の指にしもやけができる。
あれ、なんか足の指が変? と思ったときにはもう遅い。
指の腹や側面が赤く腫れている。
だいたい足の第2指か第3指あたりにしもやけができやすい。
(話は変わるが足の指も人差し指とか薬指とかいう呼びかたをするのだろうか?)
皮膚薬を塗ってケアをするが、一度しもやけができるとなかなか治らない。
寒さはどんどん厳しくなるので、それにともなってしもやけができる範囲もできる本数も増えていく。
1月2月の一番冷えこみの厳しい時期には、トータルで6本か7本の足の指にしもやけができてしまい、痛いやら痒いやら大変だ。
10本のうちの6、7本だ。なんという確率だろう。打率6割だったら野球界では天才プレーヤーだよ。よく知りもしないのに野球で例えました、すみません。
しもやけが治るのは早くて桜が咲く頃、いや桜が散る頃か。遅ければ大型連休のGWが見え始める頃までかかる。
そして今年もわたしは赤くなり始めた足の指を前にため息をついている。
皮膚薬は常備している。せめて風呂上がりにせっせと塗りこもう。
そうだ、将来の野望の中に、床暖房の部屋に住むという項目を増やそう。
そうしたら、わたしの足の指からしもやけはいなくなる、かもしれない。