博多座で舞台を観る前に騒動あり

お姫様

久しぶりの博多座で

舞台、舞台(はあと)

令和4年の1月に博多座に久しぶりに舞台を観に行った。
演目は『マイ・フェア・レディ』だ。

舞台のチケットは数ヶ月前に取るのが通常なので、実際に観に行くまでに期間がある。
ので、その間に思わぬ出来事があるのは舞台観劇あるあるだが、しかし今回はかつてないくらいに、観に行く前にいろいろなことがあった舞台だった。

舞台を観に行こうとなったのは、ボスが声をかけてくれたからだ。
ちなみにボスというのは、会社員時代にとてもお世話になった、尊敬できる上にとても偉い人だ。なぜわたしと親しんでくださるのか、よくわからない。

うーむ、これはわたしの人徳なんだろうか。すみません、ちょっと調子に乗りました。
「久しぶりに一緒に舞台をどうですか」と声をかけてもらい、わたしも友人ネギも喜んだ。しかもチケット代はボス持ちだ。なんて太っ腹な人だろう。

博多座はとてもいい劇場だと思うのだが、チケット代が高いのが難点だ。
自力で行くならなかなかA席で観ることはできない。(博多座にS席はない)
博多座に行くのも久しぶりだが、A席で舞台を観るのも本当に久しぶりだ。

思わぬキャンセルと、そして

いろんな出来事が続くよ

チケットは発売日(たしか前年の10月だ)にネギが頑張って取ってくれた。
無事チケットゲットの連絡に喜び、わたしはわくわくとその日を待っていた。

が、12月に入った頃、ボスから連絡が入った。
公演日にダブルブッキングで別の予定が入ってしまったらしい。私たちは驚いたが、別の人を誘ってください、というボスの言葉だった。

自分が行けないならチケット代は出せないなんていうことをボスはけして言わない。ボス、いい人過ぎる。
わたしは、わたしとネギの共通の友人であるゾエに声をかけた。ゾエはあまりミュージカルは好みではないようだが、喜んでくれてよかった。

が、その年の12月だ。『マイ・フェア・レディ』に出演するメインキャストのひとりにとても痛ましいことが起こった。
このあたりはあまり触れないことにするが、『マイ・フェア・レディ』はメインキャストの3人がダブルキャストになっていて、3人が1チームになって交代で公演をしていた。
わたしたちが観に行く日は、その人がヒロインのイライザ役をすることになっていた。

もうひとつのチームで残りの公演をすることになったと、後日知った。
その方のイライザを観ることができなかったのは残念だ。

年が明けて、令和4年の1月、いよいよ観劇の日が近づいてきた。
観劇日直前になって、ネギがやむを得ない理由で行くことができなくなった。

おまえもか、とわたしは思った。いやしかし、理由を聞けばそれもいたしかたないことだ。
別の人を誘わなければ、と思ったが、もうひとつ問題があった。
博多座の公演が休演になっていたのだ(このあたりの事情もご時世だ)。わたしたちが取っていた公演日は、公演日程半ばくらいの土曜日だったが、前日の金曜日までは休演が決定していた。

その時点で土曜日の公演があるのかどうかもわからない。わからない状態で誰かに声をかけることもできない。
どうなる博多座の観劇、とさすがに落ち着かなかった。

実現した観劇

土曜日の公演が決定したのは、前々日くらいではなかったろうか。
ゾエに頼んで、急遽ゾエの妹のういちゃんに声をかけてもらった。
(余談だが、ゾエと妹のういちゃんはとても仲が良い。このあたりをもっと知りたい人は『それはわたし編』の『ゾエとういちゃん』をお読みいただければと思う。宣伝でした)

急な誘いでういちゃんも戸惑ったことだろうと思うと申し訳ないが、ういちゃん自身は、たなぼた、と喜んでくれた。よかったよ。
そうそう、今回はういちゃんとも久しぶりにゆっくりおしゃべりをすることができたね。

ういちゃんも観劇はかなり久しぶりだったようだけど、これでミュージカルに興味を持ってくれたら嬉しいし、わたしの推しミュージカルDVDをぜひ貸したい。そしてミュージカルファンを増やしたい。『エリザベート』のDVDとか、どう? めちゃくちゃいいよ!

久しぶりに訪れた博多座は、相変わらず雰囲気のあるいい劇場だった。
博多座のロビーは物産展のようになっていると有名らしいが、いままでの公演ならそこにミュージカル関係のグッズ、CDやらDVDやらなにやらが販売していたのだが、今回それがなかったのはちょっと残念。プログラムはあったけど。

そして舞台は。
まあこれを書き出すと文章の終わりが見えてこなくなるので、簡単に書くけれど。

前日まで休演していたので、わたしたちが観にいった土曜日の昼公演が博多座での初演になるということもあったのか、キャストの皆さんにとても力が入っていた。
舞台の端から端まで力が漲っているように見えた。

あ、これはアドリブだな、と思えるセリフもちょいちょい入っていて、観客の笑い声もたくさん上がった。
カーテンコールのときはスタンディングオベーションだ。

鳴り止まない拍手に、キャストは何度も舞台に姿を現した。
最後のご挨拶のトークでもぬかりなく笑いを取ってくる役者さんってすごい。

ああ、舞台ってやっぱりいいね!

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