
鼻血体質なんだ
昔から貧血体質で、うっかりすると貧血を起こしてしまう。
いまでは貧血を起こす数分前には予測がつき、貧血に備えた行動を起こすことができる。(その場にすばやくしゃがみこむとか)
それと関係があるかどうかは不明だが、これまた子供の頃から鼻血体質だ。
暑かったりのぼせたり運動あととかだけではなく、強く鼻をこすったり、はたまた原因らしい原因もないのに鼻血が出たりする。
人と話をしていて、相手が急に、うお、と声を上げ、なにかと思ったらわたしが鼻血を垂らしていた、ということも何度かあった。
これも貧血と同じくで、何度も鼻血を出しているうちに、出る数分前には予測がつくようになった。(たぶん自慢ではない)
あ、と思ったらすぐさま洗面所に駆けこむ。
仕事中にふいにわたしの姿がデスクから消えたときは洗面所を探してほしい。決してサボっているわけではない。
わたしが子供の頃は、鼻血が出たら上を向くようにと言われていた。
上を向いて首の後ろをとんとんと叩いていたりしたものだ。
だがこれをすると喉の奥に血が流れこんでいく。
これがけっこう辛い。
血には吐き気を催す作用があることがわかったからか、いまでは鼻血が出たら下を向いて、出るだけ出してしまえばいいと言われているようだ。
たしかにやってみればこっちのほうが楽だ。
鼻血はいずれ止まる。早ければ数分、長くても数十分くらいだ。
風呂場でよく鼻血が出るんだ

風呂場で鼻血が出るんです
よってわたしは鼻血が出たら下を向いて血が止まるのを待ち続ける。
体温が上がるのが関係するのか、入浴中に鼻血が出ることが多い。
湯船に気持ちよくつかっていて、あ、と思ってバスタブの外に顔を出す。
すると、ぽたん、ぽたん、と血が垂れてくる。
さすがに湯の中に血を落としたくないので、顔を外に出したままひたすら血が止まるのを待つことになるのだが、ほかにすることがないのでこれがけっこう退屈だ。
しかたないから洗面器を顔の下に据えて、どれくらい血が溜まるだろうかと退屈しのぎの遊びを始める。
おおすげえ、洗面器の底が血で見えなくなった、とかやっている自分はどう見ても裸のおばか様だ。
ママー、あのおばちゃん裸だー。
風呂場なんだから裸なのはあたりまえだ。あとおばちゃん言うな。
鼻血の有効活用を考えてみたんだ
だがこれも何回かやっているうちに飽きてしまった。
そのうちせっかく痛みもなく血が流れているのだから有効活用しようと思いついた。
垂れる鼻血を手のひらで受け止めてみる。
リアル血塗れの手のできあがりだ。初めてやったときはそのリアルさに自分でもちょっと引いた。
わたしがそのうちどこかの小説で、
『○美は血に塗れた自分の手を見下ろした。手のひらに血が広がり、しわにはいりこんで滲み、普段意識することのない掌紋を赤く浮かび上がらせている』
とかいうシーンでも書いていたら、それはわたしの有効活用の成果だと思ってください。

これも鼻血の有効活用だね
風呂場のタイルに血がしたたり落ちるシーンとか、肌を血が伝っていくシーンとか、溜まった血をシャワーで洗い流し、その血が排水溝に流れていくシーンとか、うまく書ける自信がわたしにはある。
とかいうことをぐだぐだ考えるくらいひまなのだ。
早く止まってくれよ。