
はじめは楽しんで酒を飲んでいるが、そのうちに酔った勢いで酒を飲むようになり、さらに酒に飲まれて悪酔いをしてしまうということ ── 新明解故事ことわざ辞典
あの頃は酒にも緩かった

いろいろと緩かった頃だよ
わたしが会社に入った頃は、煙草や酒やハラスメントや、それらに関係する意識が全体的に緩かった。
だからあれこれの騒動も起こる。
今回はお酒の話。
当時は酒飲みの歌や一気コールが大流行だった。飲み会ともなれば、若手を中心に『一気飲みの指令』が出る。今なら大問題になるだろう。
飲み会のときは、一気飲みを無理強いされることのない自分の性別に感謝したものだ。
『上司から注がれた酒は空けないと失礼』とか『酒を注がれたら返杯する。返杯するときは自分の酒は飲み干す』とか、わたしにはよくわからない『酒の礼儀』がたくさんあった。
ああそうそう『宴席では女性は進んでお酌をする』という謎ルールも昔はあった。
新入社員は宴席を回ってお酌をするのが当然と思われていた。
回るたびに飲まされるのだから、そりゃ酔いつぶれるだろう。
長年お世話になった会社の名誉のためにつけ加えるならば、会社には紳士的な人が多かった。だが中には『つぶれるまで飲んでこそ一人前』とか悪ノリする人もいたと、そういうことだ。
やらかしたあれこれ
飲んだのか飲まされたのか、居酒屋の階段を転げ落ちて足を骨折した人もいる。
瓶ビールをラッパ飲みして酔いつぶれ、介抱した上司のスーツにリバースした人もいる。
帰り道の道路で座りこみ、てこでも動こうとしない人もいた。
終電がなくなったからとカプセルホテルに泊まることにしたのはいいが、部屋(というか、スペース)まで行き着くことができずに部屋の前の通路で寝こけてしまい、目が覚めたときには財布がなくなっていたという人もいた。
電車に鞄を置き忘れた人はいったい何人いたことだろう。
救急車を呼ぶような騒動にならなかったのがせめてもの救いだ。
黒歴史を持つ者からのアドバイス

先輩からのアドバイスだ
かと思えば、飲み会の途中でそっと抜けだして個室に籠もったのはいいものの、個室を占領して他の客に迷惑をかけたあげく、個室から出ることができずに同僚に心配をかけた人もいる。というか、それはわたしだ。黒歴史だ。
そういえば、酔って帰宅途中にあぜ道から転がり落ちて足の指を折った人もいた。
というか、それはわたしの友人、ゾエだ。
しばらくは松葉杖で仕事をしていたらしい。
なにがいいたいかというと、『人が酒を飲んで』いるうちにグラスを置いたほうがいいよということだ。
そうじゃないと、新入社員の頃にやらかした酒の失敗をベテランになった後でも飲み会で暴露されて恥ずかしい思いをするからねと人生の先輩からのアドバイスでした。
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