
病院へは行きたくないんだ

風邪は寝て治す主義です
世の中には2種類の人間がいる。病院に行きたがる人と行きたがらない人だ。
わたしは間違いなく後者だ。
病院に行くのは嫌いだし薬を飲むのはあまり好きではない(病院に行くよりはいいので飲むけど)
風邪をひいたからといって病院には行かない。だいたい風邪をひいて体が辛いなら暖かくして水分を補給して家でゆっくり寝ているのが一番だろう。
医療従事者で同じように言う人も多い。
なのになぜ辛い体をおして着替えて外出し、人で混雑した病院に行って長時間診察を待つのか。よけい具合が悪くなりそうだ。
というわけで風邪は寝て治す主義なのだが、世の中には病院に行くのが好きという人もいる。
具合が悪いなら、ましてや会社を休んだのなら病院に行くべきだ、行かないのは怠慢だと主張する人もいる。
風邪で会社を休んだ翌日に出勤したとき、病院に行ってないと知ると「会社を休んで周りに迷惑をかけているのに、なんで病院に行ってないの」と面と向かって言われたりする。
『会社を休んで同僚に迷惑をかける』には反論しないし申し訳ないとも思うが、なぜそれと『病院に行く』がイコールで繋がるのかがわたしには不明だ。
が、どうやら会社を休む免罪符には病院行きが必要だということらしい。
あなたが病院好きなのは結構だし、それに口を出す気もないけれど、わたしの価値観にまで口を出さないでくださいと心の底から思った。
病院好きの思考回路は理解不能
ある日、前日からなにやら不調だったが、仕事中にいよいよ具合が悪くなってきた。
具合が悪くなったら無理をせずに(無理がきかないともいうが)休む主義でもあるので、仕事状況も一応考慮して、今日は午後休を取って明日は休もう、と算段をつけた。
病院病院と言われるのも面倒なので、午前中のうちに仕事をちょい抜けして職場近くの病院へ行き、薬をもらってきた。
同僚の前で、さりげなく、しかししっかりと病院へ行ったことをアピールするのも忘れない。
これで万全、と予定通り休んだのだが、1.5日休んだ出社後、同僚に言われた。
「病院には行ったの?」
「近くの病院に行ったよ。知ってるよね」
「地元の病院には行かなかったの?」
はい?
職場近くの病院に行って1週間分くらいの薬をもらったのに、翌日に自宅近くの病院に行かなきゃいけなかったの?
というか、風邪で病院ってはしごするものなの?
病院好きの人の思考回路はわたしには理解不能、という真理は掴んだ。
積極的に行く病院もある

歯医者には行こう
どんな病院にも行きたがらないかというと、これも違う。
積極的に行くのは歯科医院だ。
なぜなら風邪はほっといても治るが、虫歯はほっといたらひどくなる一方だからだ。
若かりし頃、歯医者に行きたくなくてほっといたら虫歯が根元まで進行してえらい目にあったことがある。
あのときの激痛を思い出したらアルマジロになってしまう。
というわけで、かかりつけの歯科医院には定期的にメンテナンスに通っている。
歯茎が腫れやすい体質らしいと知って、歯周ケアにも気を配っている。歯周病恐い。
歯周病が悪化したら歯が抜ける。歯が抜けたら入れ歯になる。(インプラントという手もあるが)
部分入れ歯にすると周囲の歯に負荷がかかって、周囲の歯までだめになる恐れがある。
入れ歯になったらものがうまく噛めなくなる。(かもしれない)
ものがうまく噛めなくなったら胃腸にもトラブルが起こる危険性が高くなる。
そうなると健康問題が起こってくる。
歯と歯茎の健康は体の健康に直結している。
QOL(Quality of life「生活の質」「生命の質」)の根本にあるのは歯だ。(と思われる)
歯が抜けると口元が老けるし、歯抜け顔は間抜けだ。
コントで芸人が歯を黒く塗ったりするのは、その顔が間抜けに見えるからだろう。
嗚呼、価値観の違いよ

歯は大事だよお
そうやって口腔ケアに気を遣っていると、
「10年は歯医者に行ってない」
「歯が抜けたけど、骨まで溶けてるし歯茎も腫れてるから処置のしようがない」
という話を聞くと、他人事ながら血が引いてくる。
思わず口腔ケアの大切さを切々と語ってしまう。
話を聞く彼らの顔には、
「おまえが歯医者を好きなのは勝手だし、それに口を出す気はないけど、俺の価値観に口を出すな」
と書かれている。
ああ、価値観の違いってままならない。
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