
そうだ、図書館へ行こう

どこにいても図書館はループ
かなり長いこと会社員をしていたが、数年前に退職した。人生後半のわたしのテーマは『本とともにゆるく生きる』だ。
とはいえ、主にお財布事情でリタイアだのFIREだのというわけにもいかないので、令和現在は時間を制限して仕事をしている。
まあセミリタイアというところだろうか。時間があるので、こうしてブログに手間をかけることができる。いいことだ。
これはある日、仕事が終わってからのこと。時間を制限しているので、仕事帰りといってもまだ夕方早い時間だ。
そうだ、図書館へ行こう、と思い立った。会社員だった頃は職場近くの図書館を利用していたが、会社を辞めた今は地元の図書館を利用している。
ネットでの利用は職場の地域の図書館のほうがしやすかったなあ。
地元の図書館のサイトの今後の改善に期待していますのでぜひよろしく。
図書館に予約していた本が届いていることを知っているし、その本が読みたかった。
手元には図書館から借りてまだ読んでいない本もあるのだが、気になる本があったらそっちを先に読みたくなるのは本好きのサガというものだろう。そのはずだ。
どうせ出るならついでに買い物をしよう、とも思った。
普段使いの財布と買い物用の財布は別にしているので、バッグから普段使いの財布を出す。バッグが小ぶりなので、あまりたくさんのものは入らないのだ。買い物用のエコバッグも入れないといけないしね。
図書館まではちょっとした運動
スマホやメガネなどを入れて、いざ図書館へ行かん。おっと、図書館に返す本もあったね、これを忘れないようにしないとね。
地元の図書館でも着実にレンタルループに嵌まっているような気がしたが、とりあえずそこからは目をそらしておこう。
地元の図書館までは自転車で15分ほどというところ。ちょっとした運動という距離だろうか。
さて図書館について、駐輪場に愛チャリを止める。カゴからバッグと返す本を入れた袋を出そうとして、は、と気づいた。
予約していた本を受け取るのが第一目的だった。そして本を借りるためには図書カードが必要だ。その図書カードは普段使いをしている財布に入れている。
買い物用と普段使い用の財布は別にしているので、買い物に出るときは財布を入れ替えている。
しまった、図書カードを持ってきていない。カードがないなら本を借りることができないよ。
以前にも同じ失敗をしたことがあって、そのときは一旦家までカードを取りに戻ったのだ。
ああ、あれから気をつけていたのに、わたしはまたやってしまったのか。
これはやらかしではないのだ、きっとそうだ

バッグの中を見て愕然
わたしは自転車のサドルの上でバッグを開けた。まあ普段使いの財布を取り出した覚えはあるので、確認したところで図書カードを持ってきていないのはわかっていたが。
バッグを開けたら、まあ、なんということでしょう。
普段使いの財布は入っていない、ここまでは予想していた。だがしかし、買い物用の財布も入っていないじゃありませんか。バッグの中に入っているのはスマホとメガネとエコバッグだけだ。
わたしはいったいなにをするために家を出てきたんだ。
図書館で本を借りるのと買い物をするためじゃなかったのか。図書カードはないし、財布もないよ。
頭の中でサザエさんのテーマソングが流れ出した。
ああ、今のわたしなら財布を忘れて買い物に出たサザエさんの衝撃が理解できるよ。
ここでわたしは選択を迫られた。
1.借りている本の返却のみをする。予約の本を受け取ることも買い物も諦める
2.一度家に引き返して図書カードと買い物用の財布を取ってくる
駐輪場に止めた自転車の横で、30秒ほど迷っただろうか。
予約していた本は読みたい。シリーズ物の最新作なんだ。続きが気になるんだよ。
そういえば最近運動不足だったんだよね。
図書館までは自転車で片道15分ほどだけど、2往復するなら小1時間になるよ。運動時間としてはなかなかのものじゃないかな。
そうだ、これはうっかりではない、運動不足解消なんだよ。もう少し運動しなきゃいけないと思っていたんだよね、実は。
というわけで、到着したばかりの図書館の駐輪場からわたしはすぐに自転車を出した。
さあ、運動しようか。いやあ、風が気持ちいいね。
その日借りた本は期待に違わぬ面白さですよ、ええ。