クマを飼い慣らせ

熊

サイズ特大のクマがいる

クマを飼っているんです

わたしの顔にはクマがいる。正確に言うなら目の下にクマがいる。
クマのでかさを種類に例えるならエゾヒグマクラスだ。ちなみにエゾヒグマとは陸上生物としては日本最大サイズらしい。

思えば20代の頃からクマには悩まされていた。
あるときふと目の下のクマが気になるようになった。最初は、疲れているのかなとか、昨夜よく眠れなかったからかなとか考えていた。

だが休日だろうと、寝だめをした後であろうとクマが消えることはない。休日の朝は多少は小型サイズになっているが、夕方には立派なエゾヒグマが誕生している。

目の周囲をマッサージしてみたり、顔用のカイロで温めてみたり、エステに行ってみたりとまあ思いつくことはやってみた。
だが消えない。わたしの精一杯の反抗にもめげずにクマが逃走することはない。いつまでも居座っている。
夜が更ける頃には最大クラスのクマがそこにいる。

うっかり夜にすっぴんを晒そうものなら、心優しい人に「大丈夫? 具合悪いの?」と心配されるほどだ。
鏡を見てみると、そこには確かに、生活に苦労しているか借金取りに追われてでもいるかのような疲れ果てた顔をしている自分がいる。

クマに対処してみた

いろいろ対処したんです

一応仮にも女性として、こんな顔を人前に晒してはいかんやろう。
ということで、対処法を模索することにした。

具体的にいうならクマを隠すことにしたのだ。
コンシーラーは塗るタイプからはたくタイプまであれこれ試した。

以前はパウダータイプのコンシーラーでえらくいいのがあって、それを愛用していたのだが、残念ながら製造中止になってしまった。
ファンデーションをしているだけだと、夕方にはファンデを押しのけてクマが自己主張してくる。
コンシーラーは日に数度塗り直さなければいけない。

ただでさえ目の周囲は皮膚が薄いというのに、こんなにファンデやらコンシーラーやらで負荷をかけたらどんどんクマが育つ一方ではないかと思うのだが、背に腹はかえられないとはこのことだ。

クマを飼い慣らすには

会社で慰安旅行に行ったときなどは、夜に風呂上がりですっぴんになっても一応コンシーラーだけは塗っていた。そうしないとあまりにも目が落ちくぼんで見えるからだ。

目の周囲が黒くなって可愛いのはわたしの知る限りパンダだけだ。
友人たちとの旅行ほどには開き直ることができない自分のヘタれさを嘆きながら、存在を主張するクマを宥めていた。

いまだに年齢と共にクマは育っているように見える。
クマを追い払うことができない以上、うまく飼い慣らすしかないのだ。
これぞ共存共栄というやつだ。(ちょっと違うかもしれない)

クマのいい飼い慣らし方法、あるいは調教方法をご存じのかたは、ぜひ沖端までご一報くださらないだろうか。
切にお待ちしています。

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