週末に目が腫れる

泣き顔の女性

とある週末の出来事

あら、目が……

それはある週末のことだった。
午前中はなんともなかった。なんなら夕方までなんともなかった。

あれ、目がころころする、と思ったのは、お風呂を済ませた頃だ。
左目になにやら違和感がある。ごみでも入ってしまったか。
とりあえず目薬をさしてみる。

ころころ感は消えない。小さなものとはいえ、不具合があると落ち着かない。
ぐいぐい擦りたくなるのを、それはまずいだろうとなんとか抑える。

あまり気にしないようにして本など読んでいたのだが、違和感はなくならない。
なんならだんだん大きくなるようで、さすがにこれはおかしいかと思い始めた。(ちょっと遅い)
鏡を見てみると、始めのころころ感のときは目に見える変化はなかったのだが、まあ、なんということでしょう、腫れているではありませんか。

目が腫れた!

まだ腫れは小さなものだったが、嫌な予感はした。そうしてこの手の予感はだいたい当たる。
予感的中というか、腫れ始めたらあとは早く、どんどん腫れてきた。なんなら腫れが赤くなってもきた。
夜中になる頃には、まぶたの3分の1はふさがっていた。そして赤い。おまけに痛い。
あーあ、やっちゃった、と思った。

原因は不明だが、わたしはときたまこうやって目が腫れるのだ。
人によっては慌てて眼科医に飛びこんだりするのだろうが、わたしはそうしない。

明日が土曜日で病院が開いているかわからないというのもあるが、目の腫れで医者に行くのがめんどくさ、いやまあ、人間の治癒力を信じているといいましょうか、そのうち治ると思っているからといいましょうか。

というわけで、金曜の夜から、わたしはこまめに目薬をさした。なんなら1時間ごとくらいの頻度でさした。たぶん目薬はこんなに頻繁にさしてはいけないと思う。良い子と良い大人は真似をしてはいけません。

あくる土曜日になっても目の腫れはおさまっていなかった。赤みもひいてはいなかった。
わたしは目薬をまめにさす作戦を続けることにした。

今日が仕事が休みでよかった、と思った。こんなに目を腫らしていたんじゃ、口の悪い経営者がなにを言うかわからない。
予定が入っていないこともよかった。スーパーと図書館に行くことくらいか。あ、あとはウォーキングね。
他人に顔を見られる心配をしなくていい。

よし、引きこもろう

治癒力を信じよう


わたしは部屋に引きこもりながら、目薬をさし続けた。さすがに2時間に1回くらいに抑えた。
そうしたら、次第に違和感も痛みも小さくなってきたではありませんか。
これは目薬の効果か、はたまたわたしの治癒力が働いているのか。

土曜日の夜になる頃には、腫れもだいぶ小さくなった。まだ赤みは残っている。痛みも少しあった。
よしよし、わたしの治癒力頑張れ、と声援を送った。
翌日曜日もとくに予定はなかった。わたしは休日に予定を入れないひっきーなのだ。
昨日と同じように部屋で静かに過ごす。本を読んだりYouTubeを見たりだ。

日曜の夜には、ほうらごらん、目の腫れはほとんど治まったではありませんか。
赤みもわからないくらになっているし、痛みもほとんどない。

そうしてわたしの今回の目のトラブルは無事週末だけで済ませることができた。
え、目の腫れの原因ですか? それはわかりません。なぜなんだろう?

まあ無事に終わったことだし、いいんじゃないでしょうか。
小さなトラブルなら、時間と治癒力が治してくれるものですよ。
ちょっとでも早くトラブルを終わらせたい、という方にはお勧めできません。

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