
姪っ子の話
わたしには姉が2人いて、下の姉にはひとりの娘とひとりの息子がいる。
今回は下の姉の娘、わたしの姪っ子の話。
姪っ子は小さい頃は頻繁に、そりゃもう頻繁に、母親の実家である我が家へ来ていた。
姉がいなくても姪っ子はいる。先週もいたが今週もいる。
母親の実家へ来るのも小さいうちだけだろうと思っていたら、中学生になっても来るし、高校生になっても来る。なんなら大学生になっても来た。
来てなにをしているかといえば、わたしの部屋でひたすら本を読んでいる。
お目当てはわたしの部屋の本棚だ。(このあたりの話は『本日のことわざ』の『血は水よりも濃い』を読んでくださるとより詳しくわかるかと思う。宣伝でした)
さてこの姪っ子だが、特徴を述べよといわれたら、まあ本好きなのは置いておくとして、
まず小さい、そして細い。
子どもの頃から小さくて細かったが、大人になってからも細い。
社会人になってからは実家へ来ることも少なくなったので、わたしと姪っ子が顔を合わせるのも年に数えるくらいになった。
最近の姪っ子

時が止まった姪っ子
最近会ったのは正月だ。
正月に姪っ子の顔を見るたびに「姪っ子は今年の春で高校生になるんだっけ?」と思う。
もう十数年同じことを思っている。今年の正月も同じことを思った。
なぜ姪っ子は変わらないのだろうか。
わたしの記憶が確かなら、とうの昔に成人式を終えたはずなのだが。
相変わらず細くて小さい。わたしも背は低いほうだが、姪っ子はさらに小さい。
以前とある機会に会ったときに、着ている礼服がずいぶん大きいように見えて、いったい何号の服を着ているのかと聞いたら、3号だった。
この世に3号なんてサイズがあったんですね、沖端びっくり。
その3号の服が大きいとは。いったい姪っ子の体はどうなっているのか。
姪っ子はほとんどメイクをしない。直近でメイクをした姪っ子を見たのは成人式のときではなかろうか。大事なことなので繰り返すが、姪っ子は成人式をとうの昔に終えている。
しかし日常的にメイクをしない女性の肌というのはこんなに綺麗なのかと、そこは実にうらやましい。
おそらくパーマやカラーをしたことがないであろう髪も、美しい黒髪だ。
つやつやとした髪には天使の輪が輝いている。実にうらやましい。
高校生のときは小学生に間違われていたという姪っ子は、一向に年を取っていく気配がない。
ひょっとして我が姪っ子は妖精さんだったのだろうか。
姪っ子に対するわたしの心配は

こ、これは合法ロ○か
姪っ子は姉で、下に3才違いの弟がいる。わたしにとっては4番目の甥、つまりオイフォーだ。
オイフォーはわりあいがっしり系の体をしているし、年相応の風貌をしている。
姪っ子とオイフォーが一緒にいるときに、オイフォーの知り合いに会ったらしいが、その人はオイフォーに「ずいぶん年の離れた妹さんがいるんだね」と言ったとか。
「いえ、姉です」とオイフォーに返された後の、その知人の反応がとても気になる。
おそらく姪っ子のようなのを合法○リというのではなかろうか。
姪っ子に対するわたしの懸念は、合法なのをいいことに、ロリ○ン野郎に狙われないかだ。
うーむ、仮に狙われていたとしても、姪っ子は本を読んでいて気づかないような気もする。
母親である下の姉は『沖端家のひとり積み木崩し』とまで呼ばれていたのに。(わたしが『愛をこめて ←ここ大事』呼んでいただけだが)
一体誰に似たのだろう?
「娘が大人になったら姉妹に間違えられるのが夢だったのに……」と下の姉が遠い目をして語っている。