小さい傷が治らない

震える猫

小さい傷が治らない

この治りの遅さはなにごと

たいがいいい年になって実感したことのひとつに、小さい傷の治りの遅さがある。
大きい傷はしかたがない。治るのに時間がかかることは納得できる。

だがしかし、擦り傷のような小さい傷が治るのにこんなに時間がかかるものなのか。
よく動かす部位、たとえば指先などだが、ここに作ってしまった傷がこれがまた本当に治らない。場所が関節だとより治りにくい。
包丁でちょっと切ったくらいの傷なのに、このまま永遠に治らないのではないかと考えてしまうくらいだ。

唇にできた傷

さてなぜいまわたしがつらつらとこんなことを考えているかというと、今まさに治らない小さな傷を作ってしまっているからだ。
場所は唇の端だ。詳しくいうなら上唇と下唇の境目のところだ。

わたしは歯磨きをするときに一緒にフロスを使うことを習慣にしている。
そういえばフロスは歯を磨く前がいいという説と歯を磨いた後がいいという説と両方聞いたことがあるけれど、いったいどっちが効果的なのだろうか?
どっちでもいいのだろうか?

すいません、話がずれました。
ということでフロスを使っていたある日のことだ。わたしはあまり口が大きくない。なので奥歯にフロスを使おうと思うと、わりと懸命に口を開けないといけない。

ついムキになってフロスを使っているうちに、気がついたらフロスで唇の端(というか境目)を擦ってしまうのだ。
自分の口がぴりぴりするのに気がついて、ああやってしまった、と気がつく。

いつまでも地味に痛い

いつまでも痛い

そしてこの唇の境目の傷が治らないのだ。本当に治らない。
治ってきたかな、と思うと、食事するときなどに唇を開いたはずみで、ぢり、と痛む。けっこう痛い。

サラダを食べているときにドレッシングが傷に沁みたりする。これも痛い。
なんだかんだでもう3週間ほど痛いままだ。

小さな擦り傷のように見えるのに、なぜ3週間経っても治らないのだ。
ワセリンを塗ったり高保湿のリップクリームを塗ったりしているが、ほんの少しずつ回復しているかな、程度の実感しかない。

超薄型の薄紙をはぐような回復速度だ。
わたしの自己修復機能はそんなに衰えてしまったのだろうか。
じっと手を見つめながら、我が身のありようを考えてみたりする。

まあなにが言いたいかといいますと、懸念なくお菓子を楽しむためにも、早く治ってくれないかなあ、ということです。
え、いい機会だしダイエットのためにもお菓子を控えてみたらどうかとか言いましたか?
すみません、わたしの辞書に「お菓子を控える」という言葉は見当たりません。

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