夏の室内で具合が悪くなる

夏の暑さがたまらない

24時間エアコン必須

暑い。今年(2025年)は梅雨が短かった。すでに6月末の時点で暑さは耐えがたくなり、部屋のエアコンはつけっぱなしだ。電気代恐い。
住んでいるところは集合住宅だが、冬が寒すぎない代わりに(助かります)、夏の暑さときたらたまったものではない。

先にも書いたが、部屋にいるときは24時間エアコンをつけっぱなしだ。
そうしないととてもではないが部屋にいることができない。

とりあえず7月のエアコンの設定温度は27度だ。頑張って28度。扇風機代わりのサーキュレーターと併用しているときもある。
そうしてエアコン生活を送っていたのだが、ある7月頭の日曜日のことだ。

休日前夜によくやってしまうのだが、わたしは半端な時間にソファでうたた寝をしてしまい、夜寝ることができなかった。ちょっと不眠のケがあるのだ。
眠らないまま朝を迎えてしまい、そうするとどうなるかというと、夜明けのウォーキングをすることになる。夏場は暑くて日中に歩くことができないから、そういう意味でも夜明けというのは比較的歩きやすくていいのだ。

小1時間ほど歩く。夜明けのわりあい涼しい時間とはいえけっこう汗をかく。
薄い眠気を感じつつも、ベッドに入るほどではなく、そのままだらだらと過ごす。

わたしは真夏でもホットコーヒーを好んで飲むので、その日も2、3杯コーヒーをホットで飲んだと思う。
思えばあまり水は飲まなかったような気がする。

あれ、具合が悪い?

エアコンを効かせた室内にいるのに、なんだか汗が滲んでいるような気もした。
年齢的なものなのか体質的なものなのか、わたしは首筋に汗をかきやすく、タオルで何度も汗をぬぐっていた。
そんなに喉の渇きを気にしてはいなかった。

そして休日もはや夕方になった。わたしはいつものように図書館から借りた本を読んでいた。
本を読んでいてもなんとなく集中できないように思えた。わたしの場合、往々にしてそれは体調に異変が生じたことを意味する。

あれ、と思ったときはだいたいがすでに遅い。
なんかちょっとダルい? と思った。
全身に汗が滲んでいるようだった。

わたしはソファからベッドに移った。少し横になろうと思ったのだ。
横になってもあまり楽になったようには思えなかった。
なんとなく息苦しいような気もした。頭が重い。

あっちを向いたりこっちを向いたりと寝返りを繰り返した。
どうしたんだろう、昼まではなんてことなかったのに、といぶかしんだ。
汗はずっとかいている。冷や汗のように感じる。
ここでようやく自覚した。喉が渇いている。

いつの間にか体調が……

喉が渇いていると自覚する

あれ、わたし、喉が渇いてない? 
そこからの連想は早かった。今日一日を振り返る。あまり水を飲んだ記憶がない。
もしかして脱水症状を起こしている? あるいは熱中症?

エアコンの効いた室内でも熱中症は起こすという。
わたしは慌てて起き上がり、冷蔵庫に入れているピッチャーの水をカップに入れた。

経口補水液があればよかったのだろうが、あいにく手元にそれはなかった。
一気に飲んだ。カップ一杯飲み干してもまだ喉が渇いているように思えた。
もう一杯飲んだ。さらにもう一杯。

そうするとどうでしょう。あらまあ体が楽になってきたではありませんか。
わたしは再度ベッドに横になった。さっきよりはずいぶん調子はいい。

脱水症を起こしかけていたのかもしれないが、おそらくは軽度だったのだろう。
わたしは安堵の息を吐いた。

まさかエアコンをつけた室内にいてこうなるとは思わなかったよ。
気をつけよう。水分補給は大事です。