ネットで買ったスカートが入らない

いじける女の子

久しぶりにスカートを買った

買ったのはいつぶりだろう

昔から出不精だった。平日は会社と家の往復。休日はスーパーへ行くくらい。用事がなければ家にひきこもる。
ファッションにもさほど興味がない。となるとどうなるかというと、会社員時代は通勤着をときおり買うくらい。何枚かの服を着回ししていた。

セミリタイア生活になった現在はさらに洋服を買わなくなった。
部屋着と仕事着以外の服を買ったのがいつかちょっと思い出せない。
お出かけ用の服ってどういうのをいうんだっけ?

そんなわたしだが、すごく久しぶりにネットでスカートを買った。
ラインがきれいな短めのスカートだ。スカートといえばロングスカートばかり買っていたわたしにしては珍しい。まあこんなときもあるものだ。

デザインがタイトな感じなのは画像でもわかっていた。
色を選んだ後は、サイズの指定だ。

わたしは迷うことなくLサイズを選んだ。大事なことなのでもう一度書こう。Lサイズを選んだのだ。
年齢と共に少しずつ身体のサイズ、と体重が変わってきたのだが、MサイズからLサイズに変わったときはちょっとショックだった。

しかし人は慣れるものだ。自分の身体がLサイズだということにも慣れてきた。少しだけどこかが痛むが。
色やサイズに間違いがないことを確認して購入ボタンを押す。

スカートが届いた。が、しかし

数日後、スカートが届いた。
わたしはさっそく届いたスカートを穿いてみることにした。

ネットで服を買うときは試着ができないのが難点だ。
さて、そのスカートを穿いてみたところが、だ。太もものところでひっかかるような感じがあった。嫌な予感がした。

なんとか腰までスカートを引っ張り上げる。けっこう、いや、かなりきつい。
え、これL? 本当にLサイズ?

一旦スカートを脱いでタグの表示を確かめる。Lサイズだ。間違いない。
わたしは再度スカートを着用する。

薄手の生地のスカートが破けるのではないかと怯えながら腰まで引き上げる。
ファスナーを身体の前にもってきて、あげようとする。きつい。きついよ、これ。

ほとんど根性でファスナーを閉めた。腹の肉に食い込むかと恐怖した。
スカートを回してファスナー部分をお尻まで移動させる。これがまた一苦労だ。

なんとか穿けた。穿くことはできた。おそるおそる自分の身体を見下ろしてみる。
ああ、なんということでしょう。腹が、腹のぽっこりが見事にあらわになっている。
というか、苦しい。苦しいし、動きづらい。

鏡に映った自分の姿を見てみる。すでに恐いもの見たさだ。
思ったとおりだ。腹のぽっこりも、お尻のでっぱりも、あますところなく表現されている。

「お腹のラインもお尻のラインもきれいに隠してくれます」というレビューを信じたのに!
隠すラインには限界があったということなのだろうか。
このスカートを穿いて外に出ることはできない、とわたしは肩を落としてスカートを脱いだ。途端に体が楽になった。

ぱつんぱつん……

スカートを前に決意する。春はどっちだ

人はこんな場合どうするのだろうか。販売元に交換を申し入れたりするのだろうか。
わたしはやらない。なぜなら面倒だからだ。

だがしかし、わたしは諦めたわけではない。体にスカートが合わなければ、体を合わせればいいのだ。
そうだ、これは体をひきしめろという、なにかからのお告げなのだ。

わたしは決意した。幸い買ったスカートは薄手のものだ。
春までに体重を2キロ落とそう。そうすればこのスカートを穿くことができる、はずだ。できると思いたい。

スイーツを控えるのはきっと続かないだろうし、我慢すると反動が恐いから、ウォーキングの回数を増やそう。運動することで消費カロリーを増やすのだ。

わたしはやるぞ。
春までにはきっと!
沖端の春は明るい、と信じよう。

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