
差出人は社長、の年賀状を作ろう
年賀状ネタだ。またか、いつまで年賀状ネタで引っ張るんだと思わないでもないが、いいじゃないか、1月だし(このフレーズ、前にも書いたな)
今回は会社で年賀状を作っていた話だ。
たいがい長いこと会社員をやっていたが、所属している部署の関係で、社長名で出す年賀状を作っていた時期があった。ちなみに秘書ではない。
差出人名が社長なだけに、枚数は多いは気を遣うわで大変だった。
秋の気配がする頃になると早準備を始めなければならない。
まずは前年使った年賀状送付先リストを取り出す。(プリントアウトしたものだ)
次に用意するのはその年取引先から送られた挨拶状だ。会社が移転したとか会社名が変わったとか役員が交代したとか転勤したとか退職したとかそういったことのお知らせが書かれている、あれだ。

挨拶状はどっさりあるよ
チェック、チェック、チェック
一年分の挨拶状の束を横に置いて、送付先リストと見比べる。
リストの中に挨拶状をもらっている人がいれば、該当部分に修正の赤を入れていく。
例えば取引先の社長が交代していたとしよう。
今まで送付していた方は交代で会長あるいは相談役になっていたとする。
ここで悩む。年賀状は新しい社長に送るべきか、会長あるいは相談役になった前社長に送るべきか。
会社としてのつきあいが強ければ新しい社長に送るのだろうが、個人的なつきあいが強ければ前社長に送るほうがいいのだろう。
そこはわたしでは判断できない。しかたがないのでリストに新社長と前社長の両方の名前を入れておく。備考欄に交代の旨も書き入れておく。
修正するときには万が一にも名前を書き間違えないように気をつけなければいけない。
人の名前は意外と間違えやすいものだし、間違えるとこんなに失礼なこともない。
漢字を間違っていないか挨拶状とリストに書き入れた赤を何度も見比べる。
同じ姓で何種類も漢字があるときは特に注意だ。(サイトウさんとかワタナベさんとかね。なぜあんなに種類が多いんだろうか)
一年分の挨拶状をチェックすると、リストには結構赤が入っている。だがこれで終わりではない。
今度は各部署にチェックを依頼するのだ。挨拶状だけでは異動が追いきれないからだ。
チェックを依頼するのは各部署の係長や課長クラスの人が多いのだが、早めに年賀状リストを作成するのはこのあたりにも理由がある。
係長や課長クラスの人は忙しい(いや他の役職や係員も忙しいんだけど)年末が近づけばなお忙しい。そんなときに年賀状リストのチェックを依頼しても後回しにされかれない。
だからなるべく早い時期に依頼する。面倒なのはわかるので下から行くのがコツだ。
「お忙しいときにすみません。リストのチェックをお願いします」
例年頼んでいる人は、あー、はいはいな感じなのだが、え、とか、うわ、とかいった反応が返ってくるときもある。困ったようなというか、若干迷惑そうなというか。気づかないふりをする。
「担当の取引先の箇所だけお願いします。社長名で出す年賀状のリストです」
社長名で出す分だといわれて嫌な顔をする人はいない。
虎の威って着心地いいね!

間違えたら大変!
最終チェックが終わっても油断はできない
各部署を回したリストはさらに赤が増えている。新規取引先へ社長名で送ってほしいと追加が入ったりもする。
各部署を回し終えたリストを元にデータを修正する。パソコンで入力するときに打ち間違いをしないように要注意だ。
社長に最終チェックをしてもらうために修正後のリストを打ち出す。
リストはB4でプリントアウトする。サイズとしてはだいぶでかいが、リストは文字ばっかりで見づらいし、社長は年配で細かい文字を見るのは大へ、いやいや、見やすいサイズにするって大事だよね。
無事社長にリストを渡したら後は戻ってくるまで待つだけだ。年賀ハガキだけ準備しておきましょう。
年賀ハガキの裏面の印刷はこのあいだにすませておこうね。
会社に印刷機があったので、年賀ハガキの裏面も社内で印刷していたのだ。全社分印刷していましたが、なにか。
社長からリストが戻ってくる。赤が入っているので、さらにデータを修正する。
ここまでくれば後は年賀ハガキの表面を印刷するだけだ。もう一息!
表面の住所を印刷したら、投函時期(元旦に届くけっこうぎりぎり)までしばらく年賀状を手元にキープしよう。
なぜなら12月に入ってからも挨拶状が届いたりするからだ。
おっと挨拶状が届いたね。これはリストを書き換えて年賀状を打ち出し直さないといけないよ。
変更前の年賀状には間違えて投函しないように表面に大きく×印を書いておこう。
×がついた年賀状を投函したら本当にシャレにならないので、投函する分の年賀状とは別の場所に保管しよう。
年明けの当選番号の確認までは交換しないで持っておかないといけないからね。
時期がきたら年賀状を投函しましょう。お疲れさまでした!

終わった……
ところで、毎年年賀状って山のように届いていたし、各部署に振り分けるのがこれまた一苦労だったけど、あれ誰か確認しているのかな?
