冬に襲いくるもの

震える猫

冬がやってきた。そしてやつもやってくる

冬にはやつがやってくる

冬だ、冬だよ。
いくら九州は福岡とはいえ、冬は当然寒い。わたしは寒いのは苦手だ。
なら暑いのは得意かといえば、まったくそんなことはない。真夏ともなれば24時間エアコンをつけている。ああ、一年中春だったらよかったのになあ。

話がずれた。だから冬なのである。
小さい頃、冬になるとわたしの手にはしもやけができていた。指にも手の甲にもびしびしにひび割れができていたから、けっこうひどかったと思う。

冬場はいつも泣きそうになりながら手のしもやけに薬を塗りこんでいた。

大人になっても足にはしもやけが

痛い、痒い、痛い、痒い

大人になって、手にしもやけができることはなくなったが、足の指には相変わらずしもやけができていた。
末端冷え性のようで、身体は暖かくても、足先は冷たい。タイツの上から靴下をはいてみたり、足用のカイロを貼ってみたりといろいろと努力はしてみるのだが、こちらの努力をあざ笑うかのように、12月も半ばを過ぎる頃には足の指にしもやけができた。

しもやけができるときは前兆がある。なんとなく指に違和感がある。なんかやばい、と慌ててマッサージをしたり、早めの対応をと薬を塗ったりする。
が、前兆が出たときはもう遅いのだ。あっという間に指が赤く腫れてくる。

1本がしもやけになったと思ったら、2本3本と増えていく。
これが一旦できると春になるまで治らない。指が腫れて痛いし、風呂なんかで温まると痛痒いし、始末に負えない。

長年の悩みだった足の指のしもやけだが、ここ1,2年ほど変わってきた。
なんということでしょう、しもやけができなくなったではありませんか。

あれほど毎年毎年律儀にできていたのに、一体どういうことだろう。
理由として思い当たることはある。わたしは会社を退職したあとは、時間を制限して仕事をしている。まあセミリタイア生活というところだ。

仕事のシフトの関係で、会社勤めをしていた頃のように朝早く起きるということがない。活動するのはだいたい昼になってからだ。となるとだ、寒いのはもちろん寒いのだが、そこまでひどくはない。足先も冷えるのは冷えるのだが、しもやけができるほどではない。

ン十年ぶりにしもやけのできない冬を過ごしたときの感動は大きかった。
しもやけのできない足をキープするために、指先のマッサージを念入りにするようになった。ああ、これからもずっとしもやけができませんように!

姉も戦っている

ところで、わたしには姉がいる。実家に住んでいる姉だが、この姉がわたしと体質が似ているのか、それとも実家には冷たいすきま風でも吹きこんでいるのか(なにしろ昭和の戸建てだ)、毎冬足の指にしもやけを作っている。そして春になるまで治らないのだ。

この冬もさっそくできてしまったらしい。
まだばぶーサイズだけど、とうとうできてしまったよ。という連絡を皮切りに、やつは育ってファミリーを作った、になり。左足は全滅した、右足も2本持っていかれた、と、まるで歴戦の戦士のようなことをいってきた。

辛い、辛すぎる。想像するだけで足が痛痒くなりそうだ。
戦う姉にエールを送ることで、この文章を締めるとしよう。

タイトルとURLをコピーしました