
悪事や欠点などの一部だけを隠し、全体を隠したつもりでいることのたとえ。雉は追われると草むらの中に頭を突っ込むが、長い尾が外へ突き出て丸見えになっていることから── 新明解故事ことわざ辞典
会社員の頃
会社員をしていた頃、所属している部署と担当している仕事の関係で、社外の人の対応をすることが多かった。
(後に部署異動をしたが)
人の顔をなかなか覚えないので、仕事中は冷や汗をかくことも多かったが、その欠点をカバーしようと思ったためだけではけしてないが、わたしは愛想と笑顔に磨きをかけた。
ビジネスマナーも敬語も頑張ったよ!
そのおかげか、自分でいうのもナンだが社内外からの評判は良かった。
なぜか接待の席にお声がかかったこともある。
自力ではとても来られないような店の食事はとても美味しかった。
ハマった本

ハマりました
話はまったく変わるが、わたしは本を読むのが好きだ。乱読タイプなので、けっこういろんな本に手を出す。
上野正彦の監察医シリーズの本にはやたらハマった。
ちなみに上野正彦氏とは、『死体は語る』などの本で著名な人だ。自身の長い監察医としての経験を元に書かれた、死体に関する著作は数多い。
ひところハマったので、この人の本は大抵読んでいる。他の監察医が書いた本も読んだので、わたしは死因や死体にはちょっと詳しい。(自慢ではない)
これを書くために密林で検索したのだが、新刊が出ていたので思わずポチってしまった。
わたしはまだこのシリーズにハマったままだ。
ライトノベルで死体をテーマにした小説を書こうとしたこともある。
残念ながら満足できるものは書けていないが、一時期図書館でもそれ関係の本や資料をよく借りた。
専門的な本になると高額だったりあんまり書店になかったりで、図書館から借りたほうがよかったりするのだ。
上司の怪訝な表情

み、見た?
図書館は会社からほど近い場所にあるので、出向くのは昼休みが多かった。
借りた本を昼休みに返しに行こうとうっかりそのあたりに置いておいたりすると、そういうときに限って上司が目ざとく見つけて、怪訝な顔で本とわたしの顔を見比べたりする。
そりゃ見比べたくもなるよね。
『死体の話(仮)』とか『死因別に見る死体所見の違い(仮)』みたいな本があったらね!
わたしは上司の視線に気づき、慌てて言い訳を試みる。
このままではおかしな本を読んでいる女だと思われてしまうよ。
当たっているけどさ!
わたしは自分の会社員としての評判がかわいい。
「違うんです、これは、し」
資料です、と言ってしまっては、なんの? と聞かれるだろう。
そりゃ聞くよね。会社の業務にはぜんぜん関係ないしね。
しかしわたしがライトノベルが大好きなのも、うっかり書いていたりするのも会社ではもちろん公言していない。
突っこまれたら困る。
「し、し、趣味の本です」
上司に奇妙な生き物を見る目で見られましたが、なにか!
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