
ふだんから準備を十分にしていれば、いざというときにも心配ないということ ── 新明解故事ことわざ辞典
入院に本は何冊必要か

入院!? 本を用意しなきゃ
先般、人生で初めての入院と手術を経験した。
人生初にしてはかなり大がかりだった。(このあたりの話は長くなるので、ぜひ『ヘタれ闘病日記』をお読みいただきたい。宣伝でした)
入院するにあたって悩んだことがある。
病院にどのくらい本を持っていくかだ。
入院期間は半月の予定だった。
とすると、1日1冊読むと計算するとして、15冊持っていけばいいか。
念のためにあと1、2冊増やしておこう。
そうだ、退院した後は実家で療養する予定だし、実家で読む用に15冊くらい別に持っていかなければ。
このくらいあればいくら遅読のわたしでも、読む本がないという耐えがたい状況になることはないだろう。
用意したのは紙の本と電子の本

これだけあれば大丈夫かな
うーん、あとは、そうか、スマホのKindleアプリに本のデータを落としておこう。
いま未読の本が何冊分あるんだっけ?
50冊くらい? 60冊かな?
じゃあ大丈夫かな、大丈夫だよね。
あれはいつだったか、通勤電車の中で、その日読む本がないことに気づいたことがあった。あれは精神的にしんどかった。
まるでパンツをはき忘れて電車に乗ったかのような心許なさを感じたものだ。
いやそんな経験はないけれど。
さてこれだけあれば、と、わたしは大きい紙袋2つ分の本を用意した。
ひとつは病院への持ちこみ分、ひとつは退院した後、実家で自宅療養するときに読む分だ。
入院用に準備した荷物の中で、一番かさばったのが本かもしれない。
え、それだけ用意して、結局何冊読んだのかって?
どれくらい読んだかって?
それは、ほら、あれだ。
入院中は闘病日記の下書きをノートに書いていたし、実家では、ほら、実家にもわたしの本がまだ大量にあるし。
久しぶりに見ると懐かしくて読み返したくなるマンガとかやっぱりあるし。
えーと、3分の1くらい、読んだ、かな?
どうかな?
いいんだ、本があれば安心するんだ。
そういうものなんだ。