エッセイ

それはわたし編

愛猫がいつまでもケンカする話

沖端朝日のヘタれなエッセイ。実家にはわたしが愛してやまないオスのトラ猫がいた。彼は何度もケンカをして怪我して帰ってくる。一体何回動物病院に飛びこんだだろう。彼もたいがい年を取ったが、いつまでもケンカをやめない。ので、時にはこんこんと説教をすることになる。
それはわたし編

トモとの約束

沖端朝日のヘタれなエッセイ。沖端朝日は、友人トモと約束を交わした。トモはきらめくような文章を綴る人だった。なにかとやらかしてくれる子ではあったが、わたしはトモにとても惹かれていた。ある日トモとわたしが交わして、そしてまだ果たせていない約束の話
それはわたし編

カナは見た目詐欺

沖端朝日のヘタれなエッセイ。友人カナは黙って立っていれば美人だ。だがしかし、カナは黙って立っていずに、夜中にサダコになってクモ歩きをする。ヤバそうな男子に好かれたりもするが、しかし彼は知らないだろう、カナの子どもの頃の強烈なエピソードを。カナは見た目詐欺な話。
ヘタれエッセイ

羮(あつもの)に懲りて膾(なます)を吹く

「羮に懲りて膾を吹く」のことわざを実例を含めて紹介します。実例があるからわかりやすいね! 歯科医院で治療を受けるときは、ハンカチと一緒にリップクリームも持っている。うがいをするたびにわたしは唇にリップクリームを塗り直す。昔の痛い記憶がわたしをそうさせるのだ。
それはわたし編

集合住宅で火災報知器が鳴ること

沖端朝日のヘタれなエッセイ。休日の昼下がりのこと、集合住宅でけたたましく火災報知器が鳴る。あたふたするも同じ階の住人が部屋の外に出てくる気配はない。え、この階は誰もいないの? 右往左往しているうちに別の階の住人が顔を出す。鳴り止まない警報器を相手に住人たちで悪戦苦闘する話。
ヘタれエッセイ

一番の珍客は誰だろう

沖端朝日のヘタれなエッセイ。会社を訪問した、一期一会の珍客たちの話。会社を病院と間違えて診察券を出した人の話。バスの営業所と間違えて忘れ物を探しに来た人の話。事件の目撃者を探しに来た刑事の話。そして川から訪れたのはおそらく一番の珍客。
それはわたし編

あなたには小学生の子どもがいるのかと聞かれる日

沖端朝日のヘタれなエッセイ。職場近くには、利用するのにとても便利な図書館がある。今日もわたしは予約した本を受け取るためにその図書館へ足を向けた。興味がおもむくままにいろいろな本を読んでいるだけだが、図書館のスタッフは、わたしが予約した本とわたしを見比べて怪訝な顔をする。
ヘタれエッセイ

白雪姫の寝顔はキス待ち顔なのか

沖端朝日のヘタれなエッセイ。夕方の通勤電車の中でいつものように本を広げたが、シートの端にいる若い女性に目が吸い寄せられた。彼女は顔を上向きにしてぐっすり眠っていたのだが、その寝顔は軽く唇をつきだしたキス待ち顔だ。お、お姉さん、そんな顔で電車で寝ていたら危ないですよ!
ヘタれエッセイ

備えあれば患い無し

「備えあれば患い無し」のことわざを実例を含めて説明します。実例があるからわかりやすいね! 入院することになった。退院した後は実家で自宅療養だ。病院と自宅で読む用に1日1冊計算で30冊ほど本を用意したが足りるだろうか。Kindleアプリに落としている書籍データは60冊分ほどか。まあこれなら大丈夫か。
ヘタれエッセイ

駅のホームと鳩さんと女子高生

沖端朝日のヘタれなエッセイ。ある日の仕事帰りの駅のホームで。鳩さんに合わせて女子高生が不思議な動きを繰り返している。まるで鳩とダンスでもしているかのようにくるくると動いているが、そんなにくるくるしていたら周りの人にぶつかってしまうよ。ああほら、ぶつかった。
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