エッセイ

それはわたし編

大人になってから友人を作るのは難しい

沖端朝日のヘタれなエッセイ。会社に入社して1,2年という頃。社外のセミナーに参加して、ひとりの女性と親しくなった。休日に一緒に出かけ、友人を紹介した。ある日彼女の家に招待されて訪問した。おしゃべりが一段落した頃、彼女が取り出したのは1冊の厚いカタログだった。
それはわたし編

独立ではない洗面台の悲劇

沖端朝日のヘタれなエッセイ。住んでいる集合住宅の部屋は、洗面台が独立ではなく、風呂場にある。風呂場を使った後は床が濡れているので、寝る前に歯を磨こうと思ったらまずは靴下を脱がないといけない。面倒だけではない悲劇が襲ったのはある日の入浴中だ。わたしの脳は大丈夫か。
それはわたし編

知らない街や屋敷の中をさまよう話

沖端朝日のヘタれなエッセイ。味覚や触覚もあるような、わりにリアルな夢を見る。夢の中で味わう感情もリアルだ。そしてわたしは夢見がよろしくない。夢で痛覚を感じなくて本当によかった。よく見る夢のひとつに、知らない街や家の中をさまようというものがある。そして昨夜見た夢も。
それはわたし編

これはうっかりではない、運動不足の解消なのだ

沖端朝日のヘタれなエッセイ。ある日の夕方、図書館へ本を借りに行こうと思った。楽しみにしていた本が届いたのだ。出かけるならついでに買い物もしよう。図書館へ着いて気がついた。図書カードを忘れた。本を借りることができない。ついでに財布もない。買い物もできない。
それはわたし編

3姉妹の部屋割り

沖端朝日のヘタれなエッセイ。わたしが学生の頃に実家が建てられ、2部屋の続き部屋を3姉妹で使うことになった。共同で使うつもりが、下の姉が1部屋を自分で使うと宣言した。わたしと上の姉はそれに逆らうことができない。姉たちが結婚して家を出て、ひとりで続き部屋を使うようになった。
ヘタれエッセイ

車から猫を救出した日

沖端朝日のヘタれなエッセイ。ある日の仕事中のこと。外回りから返ってきた社員が騒いでいる。車を運転していたら猫の声が聞こえてきたらしい。たしかにボンネットのあたりから猫の声が聞こえる。大捜索の結果、子猫は無事に救出された。さてこの子猫はどうなる?
それはわたし編

贅沢は言わないが、好きなものを食べたいんだよ

沖端朝日のヘタれなエッセイ。けして贅沢ではないが、好きな物を食べたいという欲求はある。だがしかし、大人になると「好きだから食べたい」だけでは通用しなくなってくる。なぜなら健康診断で引っかかるからだ。ああ、子どもの頃はこんなこと考えなくてよかったのに。
それはわたし編

○○が痒い

沖端朝日のヘタれなエッセイ。痒い。別にやばい場所ではなくて、耳だ。えらく耳が痒くなるので、日に何度も綿棒で耳掃除をする。耳掃除も頻繁にはしないほうがいいそうだが、とてもじゃないが痒くて我慢できない。なぜこんなに痒いのかと思ったら、耳の中に湿疹があった。両耳だ。
それはわたし編

あの頃の縁日

沖端朝日のヘタれなエッセイ。子どもの頃に見た、今ではお目にかかることはないだろう夜店や興行の話。今から思えば少々エグいものが、子どもの頃の夜店では売られていた。色つきのひよこがいたり、ヨーヨー釣りの中にはお札が入っていたり、興行では『獣に育てられた女』がいた。そんな話。
ヘタれエッセイ

お茶で騒動(ただし自分だけ)

沖端朝日のヘタれなエッセイ。これは会社に入って数年経ったという頃のお茶出しの話。会議のときは参加人数分のお茶を淹れないといけないので大変だった。その日も会議で、わたしはやかんサイズの急須に大量にお茶を作っていた。会議室へ運ぶべく階段を上る。途中で見事にコケた。
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