転んだからにはネタを掴んで起き上がれ

これは顔面けいれんをきっかけに脳腫瘍を宣告されて右往左往する、ひとりの会社員の話である
はじめに
ほら、言うではないか、転んでもタダでは起きるなと。
世の作家のかたがたは転んだときにはそこにあるネタを手にして起き上がると聞く。
ネタが見つかるまでは起き上がらないとも。えーと、たしかにどこかで聞いた。
地方在住のいち会社員の身ではあるが、こうやって文章を書いているからには、作家の習性に倣っても(たぶん)罰はあたるまい。
この話は、平凡だが真面目に控えめに生きているひとりの会社員(女)が突然我が身を襲った病魔に果敢に闘いを挑む物語である。
すみません、盛りました。
顔や髪はおろか胸を盛ることすらしないのに、なぜ話を盛ろうとするかな、自分。
顔や髪はおろか胸すら盛らないんだから、話くらい盛ってもいいじゃないか、自分。
よし、自問自答終わり。
この話は、地方在住のたいがいいい年をしたひとりの会社員(女)が思わぬ病気に罹ってしまい、目を逸らしたりうろたえたり、すっ転んだりよろよろ起き上がったり、また転んだり踏ん張ったりする話である。
うん、盛ってない。


顔面けいれんだと思っていたら、脳腫瘍だったよ!
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