
前説 ゾエの話
友人、ゾエの話を前に書いた。
ブログにアップした後で、書いたよ、とゾエに事後報告した。
営業ウーマンである彼女はあれやこれやの武勇伝を持つ。
暴露してもゾエなら笑って許してくれるだろうと見込んでのことだが、予想外にゾエから物言いがついた。
「武勇伝が足りない。酔って帰宅途中にあぜ道から転がり落ちて足の指を折った話が載ってないじゃないか」
あ、ああ、ごめん。武勇伝を聞き過ぎて抜けていたよ。
ゾエは松葉杖をついて営業回りをしたことや出張をこなしたことを熱く語った。
いつもネタをありがとう。今回は本題からはずれるからその話は別の機会で使わせてもらうよ。またよろしく。
なお、ゾエの話が気になるというかたは、「ゾエがゆく」をお読みいただけたらと思う。というか読んでね、よろしく。
ゾエと、妹のういちゃん

ゾエとういちゃんの話
さて本題にはいろう。
ゾエにはういちゃんという妹がいる。
ゾエはこのういちゃんをとても大事に思い、可愛がっている。
どれくらいういちゃんを可愛がっているかというと「ほらほら、これ、ういちゃん」とスマホで撮った写真を見せびらかしたり「ういが手作りのバースディカードくれたんだ」と振り回したりするくらいだ。親ばかと大差ない。
ゾエとういちゃんはその頃姉妹で2人暮らしをしていた。
その当時のゾエとういちゃんエピソードがこれだ。
1.ゾエが酔って玄関が寝ていたら、ういちゃんが部屋までひきずっていってくれた
2.ゾエが酔って廊下で寝ていたら、ういちゃんが部屋までひきずっていってくれた
3.ゾエが酔って服を脱ぎ捨ててベッドで半裸で寝ていたら、ういちゃんが布団をかけてくれた
ゾエはういちゃんに引きずられる
ていうか、ういちゃんにそんなことしてもらってるの?
ゾエはうなずいて言う。
「こないだ部屋までひきずっていかれたらしいんだけど」
どうでもいいけど、なんでいつもひきずられてんの?
「部屋まで連れていったら、気持ち悪くなったからトイレ行く、って言って出ていったんだって」
ひとごとみたいに言ってるけど、自分のことだよね?
「戻ってこないなと思って、ういが様子を見にいったら」
そしたら?
「廊下でわたしが寝てたって」
そろそろつっこみどころがわからなくなってきた。
「ありがたいと思ってるのにさあ、ういはちょっとしたことで文句言うしさあ」
たとえば?
「こないだは靴下とタイツを一緒に脱いで丸めて洗濯かごに入れるなって怒られた」
そりゃ怒るでしょう、というつっこみはもはや出てこない。
妹トークをする姉の話を聞いているんだか、やもめの父親の世話を焼く娘の話を聞いているんだかわからなくなってきた。
えーと、こういう場合のつっこみはいったいどうしたら?
しっかりした人と再婚しろ、いや違うか、世話焼きの奥さんを捕まえろ、いや違うな。
とりあえず酒を控えてみたらどうだ?

とりあえず酒を控えなさい
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