それはわたし編

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クマを飼い慣らせ

沖端朝日のヘタれなエッセイ。わたしの顔にはクマがいる。より正確に言うなら目の下にクマがいる。クマのサイズを例えるならエゾヒグマクラスだ。 ちなみにエゾヒグマは陸上生物の日本最大クラスらしい。年齢と共に存在を主張するクマを飼い慣らすためにわたしはなにをすればいい。
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芋の蔓に引っ張られる

沖端朝日のヘタれなエッセイ。友人ネギには大きな声ではいえない趣味がある。わたしにも同じ趣味があるのでネギと親しくなった。ネギは旦那さんに自分の趣味を隠している。他人事と笑っていたのだが、ネギの趣味が旦那さんにバレたら、芋蔓式に自分までバレることに気がついた。ぬかった!
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スーパーでの一期一会

沖端朝日のヘタれなエッセイ。スーパーでは思わぬ出会いがある。ある日携帯片手に買い物をしている男性がいた。どうやら奥様に頼まれて買い物をしているらしい。野菜の種類がわからないらしく、わたしに声をかける。わたしもあまり詳しくないんですが。またある日、年配の婦人から身の上話をされる。
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彼の名は

沖端朝日のヘタれなエッセイ。フロリダに旅行に行ったことがある。お目当てのひとつにユニバーサルスタジオがあり、ここで見てみたいものがあった。「バック・トゥ・ザ・フューチャー」の中でタイムマシンとして出てくる「デロリアン」だ。日本人(に見える)クルーを見つけ、わたしたちは勇んで駆け寄った。
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休日の夜、集合住宅の廊下に煙が充満する

沖端朝日のヘタれなエッセイ。休日の夜、けたたましく火災報知器のベルが鳴り出した。以前学習したので、わたしは警報盤のランプが示す階に行ってみた。該当のフロアには煙が充満していて驚いたが、その煙はとても魚臭い。数人の住人とどうしようと悩んでいるうちに、集合住宅に消防車がやってきた。
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これも冬の風物詩

沖端朝日のヘタれなエッセイ。冬の寒さが厳しくなってくると、しもやけができる。子どもの頃はひどかった手のしもやけは大人になるにしたがってできなくなったが、いまだに足の指にはしもやけができる。足の冷えとしもやけ対策には頭を悩ませているのだが、ああ、今年もできてしまった。
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恐怖の名は胃カメラ

沖端朝日のヘタれなエッセイ。ああ、また恐怖のあの日がやってくる。恐怖の名前は健康診断だ。いやわかるよ、会社が受けさせてくれるんだ、ありがたいじゃないか。いやしかし、胃カメラはやりたくない。何度やっても慣れないものは慣れない、嫌なものは嫌なんだよう。
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オイツーの痛い話

沖端朝日のヘタれなエッセイ。なにかと痛い話が多い沖端朝日だが、負けずと痛い話が多いのがわたしの2番目の甥(オイツー)だ。これはオイツーがあれこれやらかして、あっちを縫ったりこっちを縫ったりギプスをして動けなくなったりする話。
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りっちゃんの家

沖端朝日のヘタれなエッセイ。小学生の頃の友人の話。広い家と広い個室を持つりっちゃんの家へ、わたしはよく遊びに行っていた。りっちゃんの家からは船着き場がよく見えた。ある年、りっちゃんが引っ越しをして転校することになり、交わしていた手紙もいつしか途絶えてしまった。
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あなたがお客に出したものは

沖端朝日のヘタれなエッセイ。沖端の両親が来客に出した飲み物の話。ある日、父しか家にいないときに来客があった。父は来客にお茶を出したが、それはお茶ではなく、姉が作り置きしていた出汁だった。昔フィズをサイダーに入れて飲むことにハマっていた。母がフィズを入れて来客に飲み物を出した。
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