それはわたし編

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未来へ向かう名を持つきみへ

沖端朝日のヘタれなエッセイ。友人ゾエに大切な存在が誕生した.この世に誕生したばかりのとても小さな存在。だが、その存在は大きな可能性を秘めている。小さな存在の、あらゆるものを秘めている可能性を祝して贈った言葉。
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たまらなく痒いんです

沖端朝日のヘタれなエッセイ。体がやたらと痒くなってきた。あちこち痒いのだが、一番痒いのは尻だ。ひっきりなしに尻を掻いている自分の姿は色気とはかけ離れている。母に体が痒いことを愚痴ると、父が病院からもらっているという痒み止めの薬を渡された。わたしはいそいそとその薬を塗りこんだ。薬の正体は。
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運動会の朝、小学生の男の子と

沖端朝日のヘタれなエッセイ。休日の朝、ウォーキングをしていると晴れた空で信号雷が鳴る。どうやら今日は小学校の運動会のよう。小学校の近くまで来ると、子どもたちと親たちの賑やかな姿がある。すれ違った男の子と挨拶をする話。
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未知の扉をくぐった日

沖端朝日のヘタれなエッセイ。ある日駅ビルの書店で本を眺めていたら、猛烈にお腹が痛くなってきた。慌ててフロアの端にある洗面所に飛び込む。わたしは己の犯した間違いにまったく気がついていなかった。沖端朝日が腹痛に耐えているうちに未知の扉をくぐってしまった話
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怖い夢とぬいぐるみ

沖端朝日のヘタれなエッセイ。怖い夢を見るのは今に始まったことではない。今日もわたしは怖い夢を見て目を覚ました。まだ実家に住んでいた頃、頻繁に怖い夢を見て疲れていたわたしは、大きな馬のぬいぐるみを抱いて寝ていた。あの頃のように、ぬいぐるみを抱いて寝たらぐっすり眠れるだろうか。
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愛猫がいつまでもケンカする話

沖端朝日のヘタれなエッセイ。実家にはわたしが愛してやまないオスのトラ猫がいた。彼は何度もケンカをして怪我して帰ってくる。一体何回動物病院に飛びこんだだろう。彼もたいがい年を取ったが、いつまでもケンカをやめない。ので、時にはこんこんと説教をすることになる。
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トモとの約束

沖端朝日のヘタれなエッセイ。沖端朝日は、友人トモと約束を交わした。トモはきらめくような文章を綴る人だった。なにかとやらかしてくれる子ではあったが、わたしはトモにとても惹かれていた。ある日トモとわたしが交わして、そしてまだ果たせていない約束の話
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カナは見た目詐欺

沖端朝日のヘタれなエッセイ。友人カナは黙って立っていれば美人だ。だがしかし、カナは黙って立っていずに、夜中にサダコになってクモ歩きをする。ヤバそうな男子に好かれたりもするが、しかし彼は知らないだろう、カナの子どもの頃の強烈なエピソードを。カナは見た目詐欺な話。
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集合住宅で火災報知器が鳴ること

沖端朝日のヘタれなエッセイ。休日の昼下がりのこと、集合住宅でけたたましく火災報知器が鳴る。あたふたするも同じ階の住人が部屋の外に出てくる気配はない。え、この階は誰もいないの? 右往左往しているうちに別の階の住人が顔を出す。鳴り止まない警報器を相手に住人たちで悪戦苦闘する話。
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あなたには小学生の子どもがいるのかと聞かれる日

沖端朝日のヘタれなエッセイ。職場近くには、利用するのにとても便利な図書館がある。今日もわたしは予約した本を受け取るためにその図書館へ足を向けた。興味がおもむくままにいろいろな本を読んでいるだけだが、図書館のスタッフは、わたしが予約した本とわたしを見比べて怪訝な顔をする。
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