治療後に歯が割れた
裏側半分が取れた歯(セラミックの被せもの)を補修した。
2ヶ月経ったらまた取れた。今度は表側も取れた。
被せものが取れた下には小さく削った天然歯があり、それがむき出しになっている。
削った天然歯は断面が鋭角的になっているのだろうか、舌で触るとちょっと痛い。
歯に触れている唇の裏側もちくちくして痛い。
これは早めに歯医者に行くしかないだろう。わたしは歯医者にはさっさと行くほうだ。
歯が取れたのは木曜日の夜だ。金曜日は仕事があるので、土曜日に予約を取ろうと思った。
土曜は予約が取りにくいのだが、そこはなんとか入れてもらおう。
金曜の昼に歯医者に電話をかける。さて土曜は何時の予約なら取れるだろうか。この際何時でも構わない。さっさとこの状態の歯を直してもらわねば。
コール音を聞きながら、ふと卓上カレンダーを見た。
え、と思った。明日の土曜日は祝日じゃありませんか。歯医者は日祝は休みなのだ。
うええ、と思っているうちに電話が繋がった。わたしは名乗って、予約を取りたい旨を告げる。えーと、明日の土曜は、休み、ですよね?
電話の向こうからお姉さんのきれいな声が返ってくる。はい、明日は祝日なので休診になっております。
で、ですよねー。
わたしは自分の歯の状態を告げる。前歯が取れたので早めに見てもらいたいのだ、と。
お姉さんは気の毒そうな声音になる。では今日はいかがですか、と言ってくれる。
今日は今から仕事なんです、とわたしは言う。
ああ、明日が祝日だとわかっていたら、早起きして朝一に電話をかけて、午前中に治療してもらうんだったのに。昼近くまで寝てしまったばっかりに病院に行くこともできない。
いっそ仕事を休むか。いやでもそれもちょっとなあ。
週末が……
バッドな週末
結局月曜日の朝一の予約を取った。かかりつけの歯医者は隣の市だ。電車とバスを乗り継いで行かないといけない。朝一に着こうと思ったらだいぶ早起きしないといけない。
わたしは週末をこのままで過ごさなければいけないのと月曜の早起きが決まったのとで、悄然と電話を切った。
取れた歯の後(削れた天然歯)が気になって日に何度も舌で触ってしまう。そのたびにちくちくした痛みがある。食事をすると唇と削れた歯が擦れてこれまた痛みがある。
ああ、せっかくの週末なのに、口中の痛みが気になってゆっくり楽しめない。
元々がひっきーなので、週末といっても特にお出かけの予定はないのはよかった。
予定といえば図書館へ行くくらいだ。忘れずにマスクをして出かける。すっぴん隠しにもなってちょうどいい。
そしてほぼひきこもりで週末を過ごす。食事のたびに削れた天然歯(なぜかやたらと断面が鋭角なんだ)が唇の裏を刺激する。だもんだから唇の裏にひっかき傷みたいなものができて、それがだんだん痛みが強くなってくる。地味に辛い。
ものを食べるのが辛いものだから、お菓子も食べなくなる。この状態で1ヶ月くらい過ごしたらいいダイエットになるかも、とちょっと思った。
ようやく歯医者へ。終わりはいつだ
続く歯医者通い
そしてようやく月曜日。わたしは早起きして隣の市の歯医者へ行った。
一応欠けた歯を持って行っていたのだが、当然というか、使えるはずがなかった。歯科衛生士さんに華麗にスルーされたよ。
その日は天然歯を削り、断面を鋭角じゃなくし、仮歯を作った。で、終わり。
次の来院時に型どりをして、さらに次の来院時に歯を入れることになるのだろう。その次は入れた歯の確認だろうか。
余談だが、この病院はなかなかに予約が取りづらい。月曜に来たわけだが、次の予約は来週の月曜日だ。
本歯が入るのはいつで、歯医者通いが終わるのはいつだ。そしてエイイチはどのくらい飛んでいくのか。
沖端の歯医者通いはまだまだ続く。